■山本「同じ失敗を続けない」

オリックス時代も「同じ失敗を続けない」ように修正力が長けていた山本は、初回から球にキレがあり、3者連続三振と3年連続で日本の投手タイトルを総ナメした実力を発揮。4回が終わると雨が激しく降って来たため、試合が中断。35分後に試合が再開しても5回のマウンドに上がった山本は、5回を68球、被安打2、無四球、無失点という快投を見せた。

この日の山本はオリックス時代、効果的に使っていたカーブの配球を多用。スプリットも鋭い角度で落ちており、ストレートも速さを取り戻していた。山本がマウンドを降りた5回裏に味方が2点の援護点をあげたため、勝利投手の権利を持っていたが、中継ぎが崩れてしまい初勝利はお預けに。

試合は9回にムーキー・ベッツの4号ソロなどで、チームが同点に追いつき延長戦に入ったが、5-6でドジャースが敗れている。