ジャスティン・ハブナー 写真:Getty Images

 セレッソ大阪の新加入選手であるDFジャスティン・ハブナーは、今月30日開催の明治安田J1リーグ第5節・湘南ベルマーレ戦でベンチ外。U23インドネシア代表の一員としてAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選へ参戦する可能も報じられる中、湘南戦後にJリーグ公式SNSが炎上。昨季まで東京ヴェルディに在籍していたインドネシア代表DFプラタマ・アルハン(水原FC)との比較論も湧き起こっている。

 昨年12月にインドネシアへ帰化し、AFCアジアカップで日本代表戦を含む全4試合にフル出場するなど、インドネシア代表の中心選手として期待を寄せられているハブナー。今月12日にウルバーハンプトン・ワンダラーズFCからC大阪への期限付き移籍が正式決定。北中米W杯アジア2次予選ベトナム戦を戦った後、28日にC大阪のチーム練習に合流していた。

 ただ同選手は合流から間もないだけに、湘南戦ではベンチ外。X(旧ツイッター)では「合流してから3日しか経っていないからなあ」「ハブナーのベンチ外は想定内」といった声が挙がっている。

 しかし、ハブナーのC大阪移籍をアナウンスしたJリーグ公式インスタグラムの投稿には、インドネシア語による批判メッセージが殺到。『CNNインドネシア』によると、「ステップダウンだ」「ウルブスに残留した方が良かったのでは」などと、湘南戦ベンチ外を受けてC大阪移籍に対する否定的な意見が寄せられているという。

 インドネシア代表の選手といえば、ロングスローを武器とするアルハンが記憶に新しい。同選手は2022年2月にインドネシア1部PSISスマランから東京Vへ完全移籍。しかし、在籍2年間で公式戦4試合の出場にとどまり、昨季終了後に韓国1部・水原FCへ移籍した。それだけに、ハブナーの湘南戦ベンチ外に対して、「アルハンのような扱われ方」「ただのマーケティング目的で獲得したのでは」といったコメントもあるという。

 なお、インドネシアメディア『Bola』が28日に伝えたところによると、インドネシアサッカー協会(PSSI)はハブナーやアルハンなどをU23インドネシア代表に招集すべく、所属クラブにレターを送った模様。所属クラブが招集を拒否することも可能である一方、ハブナーが近日中にC大阪を一時離脱する可能性も考えられる。