プロ野球は29日、セ・リーグとパ・リーグが当時開幕し、現在パ・リーグ三連覇中のオリックス・バファローズは本拠地の京セラドーム大阪で、福岡ソフトバンクホークスを相手に開幕戦を行なった。

エースの山本由伸はメジャーのロサンゼルス・ドジャースへ、昨年11勝の山﨑福也は北海道日本ハムファイターズに移籍した迎えた今シーズンは、新エースの宮城大弥が初の開幕投手という大役を務めた。今年こそは打倒オリックスに燃えているソフトバンクは昨年、山本相手に3戦3勝と投げ勝っている有原航平が先発。

■先発の役目を果たす

試合は初回にソフトバンクが一死から、今宮健太が三塁打を放つと、続く柳田悠岐が犠牲フライを放ち、あっさりと先制点を奪う。しかしオリックスもその裏、二死一、二塁の場面から5番でスタメン出場した宗佑磨がベンチの期待に応えて同点タイムリーを放ち、すぐに追いつく。

その後は宮城と有原はランナーを背負ったものの、予想どおり粘りのある投手戦を展開する中、迎えた7回にここまで宮城に合ってなかった先頭の4番打者、山川穂高が3球目のストレートを見逃さず右中間スタンドへ1号ソロを打ってソフトバンクが勝ち越す。

宮城はさらに甲斐拓也にもタイムリーを許したところで降板。6回1/3を102球、被安打6、奪三振9、失点3と先発としては役目を果たした。