ケフラン・テュラム 写真:Getty Images

 ミラン(イタリア1部)が、ニース(フランス1部)に所属するフランス代表MFケフラン・テュラム(22)の獲得に興味を示しているようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。

 バルセロナやユベントスで活躍した元フランス代表DFのリリアン・テュラム氏を父に持つケフランは、モナコでプロデビューを果たすと、2019年夏にニースへ移籍。アグレッシブなプレースタイルと恵まれたフィジカルが売りの守備的MFで今季はここまでリーグ・アン20試合に出場している。

 そんなケフランに対して、ミランがセントラルMFの補強は優先事項ではないものの、獲得候補に含めている模様。ミランは今季限りで契約満了を迎えるフランス代表FWオリビエ・ジルーが退団するとの見方が強まっており、その後釜獲得にプライオリティを置いているとのことだ。

 しかし、その後は中盤強化に乗り出す見込みでケフランの移籍金は4000万ユーロ(約65億2000万円)だという。フランス代表MFとニースの現行契約は2025年夏までとなることから契約期間が残り1年となる今夏にこの状況を利用したいと考えているようだ。

 なお、ケフランの兄であるフランス代表FWマルクス・テュラムはインテルに所属。そのため、そのライバルクラブであるミラン移籍に魅力を感じるかもしれないと考えているようだ。世界屈指のダービーの1つである”ミラノ・ダービー”で兄弟対決が実現することはあるのだろうか。