松木玖生 写真:Getty Images

 パリ五輪世代屈指のタレントとして期待されているMF松木玖生(FC東京)。今月30日に明治安田J1リーグ第5節の川崎フロンターレ戦を控える中、鹿島アントラーズ・日本代表OBの内田篤人氏が同選手とMF本田圭佑(無所属)を比較。U23日本代表でチームメイトのMF山本理仁(シント=トロイデンVV)は、松木の意外な一面について語っている。

 インターネット動画配信サービス『DAZN』で今月28日配信開始の『内田篤人のフットボール・タイム』では、内田氏と山本が対談。「U23日本代表の素顔を大暴露!」という特集コーナーで、山本は「一番大物になりそうな選手」として松木の名前を挙げる。

 そして松木の人柄について「彼は図太い。ピッチでの貫禄は凄いけど、先輩には人懐っこい」と説明。内田氏は「媚を売ってかわいい。彼には“後輩力”がある。『今後の日本を』ということを考えたら、ビッグにならないといけないような注目度かなと」と期待を寄せている。

 また、MCの野村明弘アナウンサーが、世間の声として「松木と本田圭佑の姿を重ねる人が多い」と述べると、内田氏は「(松木と本田は)似ている。松木はもう少しぶっ飛べば本田」と私見を述べた。

 青森山田高校時代に高校サッカー選手権大会優勝を成し遂げた松木は、FC東京で高卒1年目からレギュラーに定着。年代別の日本代表でも活躍する中、昨年9月にはFC東京公式サイトを通じて結婚を発表。今月のU23日本代表戦(対マリ、ウクライナ)でもプレーするなど、公私ともに充実した日々を過ごしている。

 かつてW杯の舞台で本田とともにプレーし、日本代表のロールモデルコーチとして松木の指導に当たった経験を持つ内田氏。代表チームをけん引するほどの強靭なメンタリティーの持ち主として、両者を比較しているかもしれない。