岡崎慎司 写真:Getty Images

 内田篤人氏、本田圭佑氏らと日本代表を支えていたベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)所属FW岡崎慎司は、今年2月26日に今季限りでの現役引退を公式発表。STVVのチームメイトであるU23日本代表MF山本理仁が、岡崎の人柄や引退の裏側を語っている。

 清水エスパルスでプロデビューの岡崎は、2011年1月に海外移籍。VfBシュツットガルト、マインツ、レスター・シティなど欧州複数クラブを渡り歩く中、2015/16シーズンにはプレミアリーグ(イングランド1部)優勝。STVVには2022年8月から在籍しているが、今季はコンディション不良もあり、ここまでリーグ戦5試合の出場にとどまっている。

 そんな岡崎の引退は、インターネット動画配信サービス『DAZN』で今月28日配信開始の『内田篤人のフットボール・タイム』でも話題に。内田氏が山本に「現役引退する時に何か言われた?」と訊くと、山本は「スマートニュースで初めて知った」と、事前に本人から知らされていないかったことを告白。

 「藤田譲瑠チマや鈴木彩艶とのグループで『オカさん引退するらしいけど、聞いた?』『いや、聞いていない』みたいな(やり取りをした)。翌日にクラブハウスへ行ったら、(オカさんが)『疲れた』と(言っていた)」と、引退発表直後のチームメイトの反応や岡崎本人の様子を振り返っている。

 また、山本は「オカさんは面白い方だけど、(チームメイトは)みんないじり切れていない。オカさんだけ、ちょっと(違う)…」と、元日本代表選手との関係性を告白。内田氏はすかさず「そんなことない」とフォローした。

 大舞台での経験が豊富なベテラン選手として、STVVに多くのものをもたらしている岡崎。山本をはじめ一部選手との間にちょっとした壁があるとはいえ、ピッチ内外での貢献度が高いことは言うまでもない。