伊藤洋輝 写真:Getty Images

 日本代表DF伊藤洋輝は、今月21日開催の北中米W杯アジア2次予選・北朝鮮戦でフル出場。すでに所属先のVfBシュツットガルトへ再合流しているが、31日のブンデスリーガ(ドイツ1部)第27節ハイデンハイム戦を前に問題を抱えたという。

 シュツットガルトの主力選手として、センターバックや左サイドバックでのスタメン出場が続いている伊藤。日本代表では、DF中山雄太(ハダースフィールド・タウン)と左サイドバックでポジション争いを展開していたが、中山が今月2日開催のイングランド2部リーズ・ユナイテッド戦で左膝内側靱帯を損傷。今季中の復帰が絶望的となった中、伊藤は北朝鮮戦でフル出場していた。

 国立開催の一戦で北朝鮮代表選手による過度なラフプレーが少なかったとはいえ、伊藤はコンディション面で問題を抱えたという。シュツットガルト公式サイトでは、28日に行われたセバスティアン・ヘーネス監督の会見コメントを掲載。これによると、指揮官は伊藤について「彼は腰に問題を抱えた状態で代表チームから戻って来た。今日(28日)治療を受けている」と北朝鮮戦で負傷したことを明かした一方で、「ハイデンハイム戦でプレーできると考えている」と語るなど、離脱は避けられる見通しだ。

 なお、シュツットガルトはリーグ戦26試合を終えて18勝2分6敗。来季UEFAチャンピオンズリーグ出場圏内の3位につけており、首位バイエル・レバークーゼンとの勝ち点差は14だ。チームが上位争いを繰り広げているだけに、主力選手である伊藤の状態が気がかりだ。