山本理仁(東京ヴェルディ在籍時) 写真:Getty Images

 ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)所属のU23日本代表MF山本理仁が、2022年7月に東京ヴェルディからガンバ大阪へ完全移籍した理由を告白。Jリーグと海外サッカーに対する関心度の差も明かしている。

 2019年に当時高校2年ながらも、東京Vのトップチームへ昇格した山本。プロ1年目から中盤の主力選手として活躍していたが、2022シーズン途中にG大阪へ完全移籍。G大阪加入1年目、怪我もありJ1リーグで2試合の出場に終わったが、翌2023シーズンはリーグ戦11試合でプレー。年代別の日本代表におけるパフォーマンスも評価され、わずか1年でSTVVへ期限付き移籍している。

 インターネット動画配信サービス『DAZN』で今月28日配信開始の『内田篤人のフットボール・タイム』では、山本と鹿島アントラーズOB内田篤人氏が対談。話題が同選手の移籍の過程に及ぶと、山本は「東京Vは当時J2だったので、早くステップアップしたいと考えていた。高校3年でプロになって、1年目、2年目。3年半でオファーが来ていたので、『もうこれは移籍するしかない』という感じだった」と、G大阪移籍に至るまでの思いを告白。

 内田氏から「性格的に海外へ行くかなと思ったけどね」と訊かれると、「(昔から)海外志向は強かった。逆にJリーグは東京Vしか見て来なかったし、海外を見ることが多かったので、(海外へ)行きたい気持ちはあったけど…」と、東京V在籍時に海外クラブからオファーが届いていなかった可能性を匂わせた。

 内田氏との対談で、マンチェスター・シティのファンであり、イングランド代表MFフィル・フォーデンに惹かれていることも明かした山本。同年代の外国人選手が欧州トップレベルの舞台で活躍していることが、ステップアップへの原動力となっているようだ。