一方で、今季から新設されたLMGT3クラス(FIA GT3規格のマシン)には、プロ・アマドライバーがタッグを組み、ち密な戦略の元、GTカーの世界王者を目指します。特にコルベット、フォードGTマスタング、アストン・マーティンは新モデルのWECデビュー戦となる事から、そのポテンシャルがどう発揮されるのかもみどころのひとつですね。





MotoGP時代と同じく#46を掲げてWECにBMW M4 GT3を駆り、初シリーズ参戦を果たすヴァレンティーノ・ロッシのファンな私。MotoGP現役時代の2012年に2度フェラーリのGT3マシンでレースに参戦した際に、偶然同レースで取材をしていた私は、彼の親しみやすく、明るい人柄に一瞬でファンになりました。




今回のカタールでは、一瞬だけピットロードでロッシと対面する機会があり、「いつも日本人ライダーに高いリスペクトを掲げてくれてありがとう!」と思い切って伝えてみたところ、物凄くキラキラした瞳で見つめられ「Grazie!I am Vale, nice to meet you!」とあちらから握手を求めてくれたのです。めちゃくちゃ感動しました!





その日は暫く手を洗えなかったのは言うまでもありません(笑)。幸福の時間はこれだけでは終わりません。セッション前にふとピットを見ると、あれれ?これはこれは!!MotoGP現役ライダーのアレックス・リンス選手がロッシと一緒にいるではありませんか!!写真を撮らせて貰い、ヤマハに所属しているだけに「ありがとう!!」と日本語で言うと、なぜか「ございます!」と言われ(笑)。





しかも、決勝レースの日の後半戦にパドックを歩いていると、向こうから光輝くリンスが私の方に向かって歩いてきて、満面の笑顔で握手をしてくれたのです。ホントですよ!(笑)。一緒にいた友人が、なんでアンタ達が知り合いなの?と聞いてきたのですが、リンス選手が数日前の事を覚えてくれていたというステキな瞬間でした。もちろん、このWECの翌週にカタールで開催予定のMotoGPを頑張ってね!と声を掛けました。本当にナイスガイで、もちろんMotoGPを自宅で応援したのは言うまでもありません。




初めて行く国のクルマ事情や文化はとても刺激的で新鮮な毎日でした。民族衣装を着た方の運転される巨大なランクルの幅寄せには迫力満点(苦笑)。一方で、どこかで見た事があるようなないような、何となくアレに似てる? 的な中国車もチラホラ。
文・池ノ内 ミドリ/提供元・CARSMEET WEB
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