こんにちは!たびこふれ編集部の吉田です。
みなさんは、知っていますか?GREEN×EXPO 2027は、2027年3月19日~9月26日に神奈川県横浜市(上瀬谷)で開催される国際的な園芸博覧会です。
開催3年前を迎えた2024年3月19日、公式アンバサダー・芦田愛菜さんによる公式マスコットデザイン決定・名前募集や、GREEN×EXPOラボ チェアパーソン・涌井史郎さんと芦田愛菜さんによる共創トークなどの記者発表会が開催されました。
この記事では、記者発表会の様子やマスコットの名前募集の情報を含め、GREEN×EXPO 2027について詳しくご紹介します。
GREEN×EXPO 2027とは?

<GREEN×EXPO 2027ロゴマーク>
GREEN×EXPO 2027の正式名称は「2027年国際園芸博覧会」。GREEN×EXPO 2027は、正式略称です。
テーマは「**幸せを創る明日の風景 ~Scenery of the Future for Happiness~」**。
昨今、世界の多くの人々がプラネタリー・バウンダリー(地球の限界)を意識し、これからの私たちの幸せな生き方を模索し始めています。
そこで基本になるのは、Nature-based Solutions=自然を活用した解決策、という考え方。
私たちが生きる地球環境の基盤である、自然、植物への理解を深め、私たちもその一部として、共に明日へと生きていくための方法論です。
自然・人・社会が「共に持続するための最適解」を神奈川・横浜の面積約100haの開催地で描きます。(GREEN×EXPO 2027パンフレットより引用)
開催3年前記者発表会レポート(2024年3月19日)

記者発表会は、東京都港区にある「イイノホール&カンファレンス(飯野ビルディング)」で開催されました。
第一部:公式マスコットキャラクターデザイン発表・名前募集
司会者による開会挨拶の後、公益社団法人2027年国際園芸博覧会の主催者3人の挨拶で記発表会がスタート。

<十倉 雅和会長/提供:GREEN×EXPO 2027>
まずは、十倉 雅和会長<(一社)日本経済団体連合会 会長>の挨拶で始まり、山中 竹春副会長<横浜市長>、黒岩 祐治副会長<神奈川県知事>と続きました。

そして、いよいよキャラクターデザインの発表です!
選考委員会・森本 千恵副委員長による「作品を選んだ視点」についてのコメントの後、採用された作品が芦田愛菜さんから発表されました。
選ばれたのは、牧野 惇(まきの あつし)さんデザインによる、こちらの作品です!

<公式マスコットキャラクター・基本デザイン>
水と緑が豊かな地球の中央にハートがるキュートなデザイン。キラキラした目がクリクリ動いて、色々な表情を見せてくれます。

作者・牧野 惇(まきの あつし)さん:選ばれてびっくりしました。大変光栄です。植物には感情があるとよく言われますが、それが実際に伝わっているかというと、そうでもありません。「感情を可視化できたら良いのではないか?」という考えから、ハートを思いつきました。植物の感情が私たちに伝わるようなキャラクターを目指してデザインしました。
選考委員会・森本 千恵副委員長:素晴らしいデザインをありがとうございます。これからのことを考えたときに「可愛らしいハートが喜んでくれたら嬉しいな」と実感できました。育てていけるマスコットだと思います。新しいことに挑戦していくにあたって、マスコットだけでなく、手のひらの上に存在するものかもしれません。止まっているものではなく、一緒に生きていくもの。「2027年に向けて一緒に歩んでいきたい」と選考委員一同がそういう気持ちになった作品です。
公式アンバサダー・芦田愛菜さん:審査の過程を私も見させていただいていました。今回採用された作品は、私たちが地球の未来を考えるきっかけを与えてくれるなと思いました。真ん中に入っているハートがずっと元気で過ごせる地球であり続けるよう、これから私も考えて行動していきたいと思います。私はアンバサダーとしてマスコットとは一緒に活動していくことも多いので、ぜひ長く親しまれ、愛される名前が決まるといいなと思います。
この後、キャラクターの名前募集について発表があり、記者発表会第一部は終了しました。(応募の詳細は、後ほどご紹介します。)

<登壇者のみなさん/提供:GREEN×EXPO 2027>
第二部:GREEN×EXPO 2027 共創フォーラム
続いて、第二部は共創フォーラムです。
まずは、十倉 雅和会長による主催者挨拶(ビデオメッセージ)でスタート。さらに、関係機関5名(斉藤鉄夫 国土交通大臣、舞立昇治 農林水産大臣政務官、上月良祐 経済産業副大臣、山中竹治 横浜市長、黒岩祐治 神奈川県知事)の挨拶と続きました。

GREEN×EXPO ラボ※・涌井 史郎チェアパーソンと公式アンバサダー・芦田 愛菜さんによる共創トークでは、気候変動や生物多様性の損失など地球規模の課題を考えながら、GREEN×EXPO 2027の趣旨やテーマを共有。会場の出席者とともに、EXPOについて学びを深めました。
※GREEN×EXPO ラボとは、1,500日前記者発表会(2023年2月8日)に発足した、2027年国際園芸博覧会を牽引する専門家体制。展覧会のテーマ「幸せを創る明日の風景実現に向け、各専門的な知見から、博覧会の企画・運営のディレクションを行う。メンバーは、チェアパーソン・涌井史郎、マスターアーキテクト・隈研吾、農&園藝チーフコーディネーター・賀来宏和、運営事業チーフディレクター・若松浩文ほか。

<公式アンバサダー・芦田愛菜さん/提供:GREEN EXPO 2027>

さらに、「企業の皆さまと共生するGREEN×EXPO」と題して、企画調整部長・清瀬 一浩さんから、イベントの趣旨や企業向けの出展メニュー、協賛、開催までのスケジュールなどが説明されました。
そして、事務総長・河村 正人さんの閉会の挨拶で発表会は終了しました。