オラ・ソルバッケン 写真:Getty Images

 ノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンは、セリエA(イタリア1部)ローマから浦和レッズへ期限付き移籍も、怪我により明治安田J1リーグ全試合でベンチ外。今年6月にも期限付き移籍期間満了により浦和を退団すると、イタリアメディア『フォルツァ・ローマ』が報じている。

 同メディアは今月27日に「日本でも大失敗。夏にローマ復帰へ」という見出しのもと、ソルバッケンの去就を特集。コンディション不良により、新天地デビューを果たせていない同選手の現状を紹介した上で「ソルバッケンは浦和でも悪い意味でサプライズをもたらした」と酷評。

 浦和在籍中に復帰する可能性が低いことを伝えた上で、「浦和での失敗により、ローマは今年6月に復帰するソルバッケンのために、別の移籍先を探す必要がある。両者の契約は2027年6月まで残っている。彼は母国復帰を求めるだろう」と選手側の意向にも触れた。

 またイタリアメディア『ローマプレス』は、同選手の今後について、今夏浦和退団が既定路線とした上で「ローマへ復帰した後、クラブ幹部と将来について再度話し合うことになる」と伝えている。

 ノルウェー1部FKボデ/グリムト在籍時に、DFマリウス・ホイブラーテンやFWキャスパー・ユンカー(現名古屋グランパス)とチームメイトだったソルバッケン。昨年1月にボデ/グリムトからローマへ移籍したが、同クラブではレギュラー定着に至らず。9月にオリンピアコスへレンタル移籍したが、ギリシャ1部リーグで5試合の出場にとどまったほか、昨年11月5日開催のギリシャ1部リーグ第10節PAOK戦では、左サイドバックで起用されたことにより注目を集めていた。