レアル・マドリード(スペイン1部)が、所属するドイツ代表MFトニ・クロース(34)との契約延長に迫っているようだ。
2014年夏にバイエルン・ミュンヘンからマドリードに加入以降、正確無比なパスセンスを武器にUEFAチャンピオンズリーグ3連覇やラ・リーガ優勝などクラブの複数タイトル獲得に寄与してきたクロース。今季もここまでラ・リーガ28試合に出場して1ゴール8アシストの数字を残している。
今季限りで契約満了を迎えるクロースは「僕が今後1、2カ月の間に下さなければならない決断だ」と自身の去就について述べていたなかで、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、マドリードと新たに2025年夏までの単年契約を結ぶという。クロースはマドリードと直接交渉を行なっており、合意は迫っているようだ。
また、ユーロ2020を最後にドイツ代表を引退していたクロースだが、今夏に開催されるユーロ2024が母国開催ということもあり代表復帰。23日に行われたフランス代表との親善試合ではキックオフからわずか8秒でいきなりMFフロリアン・ビルツのゴールをアシストすると、続くオランダ代表との親善試合でもFWニクラス・フュルクルクのゴールを演出してチームの勝利に貢献していた。
なお、高いレベルのままスパイクを脱ぎたいと考えているとされているクロースは現役最後のクラブがマドリードになることを明言している。