クリスティアーノ 写真:Getty Images

 かつて栃木SC、柏レイソルでプレーしていたブラジル人FWクリスティアーノは、昨年末に V・ファーレン長崎を退団。ヴァンフォーレ甲府も期限付き移籍期間満了により退団した後、しばらく無所属状態だったが、今月27日にブラジル国内クラブへの加入が正式決定している。

 クリスティアーノは2012年12月、オーストリア1部レッドブル・ザルツブルクから栃木へ移籍。来日1年目の2013シーズンからJ2リーグで16ゴールと結果を残すと、その後は甲府、柏でプレー。2016シーズン途中に柏へ復帰すると、同クラブでおよそ5年半にわたりプレー。J1リーグで2度2桁ゴールをマークするなど、絶対的ストライカーとして活躍していた。

 2021シーズン終了後には、柏から長崎へ完全移籍したクリスティアーノ。長崎加入1年目の2022シーズンにJ2リーグ36試合の出場で6ゴールをマークも、翌2023シーズンは外国人枠の関係で出場機会が限定。昨年8月に期限付き移籍により甲府へ復帰したが、同クラブでもリーグ戦13試合の出場で2ゴールという結果に終わっていた。

 昨年12月28日に甲府、長崎を退団したクリスティアーノは、およそ3か月間にわたりフリーの身に。Jリーグでのプレー続行を願うファン・サポーターの声もあったが、今月27日にブラジル4部パラナ・クルーベへ加入。ブラジルメディア『Futebol Interior』は「柏に7年近く在籍し、クラブのアイドルになった」と綴るなど、日本での活躍ぶりを紹介している。

 クリスティアーノと言えば、柏を退団する際のSNS投稿でも注目を浴びていた。同選手は2021年12月26日、インスタグラムで同クラブのユニフォームを身のまとう自身の姿をアップすると、「今日、自分の心の中で一番響いてるのは感謝の気持ちです。色々な物事があり簡単に進めることができなかったし、計画通りにはならなかった!私の意思とは反してました。しかし、お別れの時が来た。一緒に築き上げた歴史は誇りに思ってますから頭を上げながら去ることになります」と、退団が本意ではないことを明かしていた。