インテル(イタリア1部)が、アトレチコ・パラナエンセ(ブラジル1部)に所属するブラジル代表ベント(24)の獲得に興味を示しているようだ。イタリア『トゥット・スポルト』が伝えた。
昨季のUEFAチャンピオンズリーグ準優勝に貢献したカメルーン代表GKアンドレ・オナナをマンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)に売却したインテルはその後釜としてバイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)からスイス代表GKヤン・ゾマーを獲得した。
今季のセリエAで最小失点の堅守を誇るインテルの守護神として活躍するゾマーだが、現在35歳とキャリア最終盤に突入していることから後継者を探している模様。そのなかで、インテルは今夏にベント獲得を熱望しており、適応期間を与えるために1年間はゾマーの控えになってもらう計画だという。
また、アトレチコ・パラナエンセは2026年夏まで契約を結んでいるブラジル代表GKに6000万ユーロ(約98億5000万円)の契約解除金を設けているが、今夏に移籍金1500万ユーロ(約24億6000万円)で売却する可能性がある模様。インテルは移籍金の減額を目指しており、選手本人もイタリアで次のステップを踏むことを熱望しているようだ。
アトレチコ・パラナエンセ下部組織出身のベントは2020年にトップチーム昇格を果たすと、2022年になって正守護神に定着。今季もここまで公式戦11試合に出場して5度のクリーンシートを達成しており、今月にはブラジル代表デビューも果たしている。