クリスマスが終わり年が明ける頃になると、本格的な冬がやってくるここトロント。1月〜2月末頃が最も寒く、気温がマイナス20℃台になることもあります。この時期は、例年常に昼夜問わずマイナス気温なので、雪が降っても解けることはありません。降った後に除雪された雪や氷が路肩や家の庭にずっと残っており、3月になって徐々に気温が上がってくると共に水になって解けていきます。

そんな時期に定番でみんな大好きなアクティビティが、カナダの国技ともいえるスケートです。雪や氷が解けることなく残るこの季節になると、アウトドアのスケートリンクがオープンし、トロントの至る所で無料でスケートが楽しめます。スケートリンクに行くと、3歳くらいの小さい子供からおじいさんおばあさん世代まで、老若男女問わずスケートを楽しんでいて、いかにスケートリンクが気軽に利用できるかどうかが伺えます。今回の記事では、ここ最近滑ってみたスケートリンク数箇所をご紹介していこうと思います。

目次
カナダのスケートリンク事情
Pleasantview Community Centre
East York Memorial Arena
Innisfil Town Square
Kew Gardens Artificial Ice Rink
Dieppe Park
最後に

カナダのスケートリンク事情

カナダでは日本のサッカーや野球のように、スケートがとても盛んで身近なスポーツです。というのも、トロントにあるスケートリンクは主にトロント市営のもので、大きい公園には必ずと言っていいほどその一角にスケートリンクが開放できる施設が設置されています。

私の家からも車で10分圏内に4つのスケートリンクがあり、「今日はどこのスケートリンク行こうか」「天気が悪いから室内のに行こうか」など、その日の気分や天候に合わせて行くことができるので助かります。基本入場料などかからず、更衣室やトイレ完備の公園が多いので、子どもと行く時も安心です。

【カナダ】トロントの定番スポーツ、スケートで冬を満喫
(画像=『たびこふれ』より 引用)
【カナダ】トロントの定番スポーツ、スケートで冬を満喫
(画像=『たびこふれ』より 引用)

トイレ付きの更衣室。床がゴムになっていて、更衣室のベンチに座ってスケートシューズを履き、そのままリンクへ行けます。更衣室の中は暖房がついているので、スケートで冷えた身体に暖を取ることもできます。

また、スケートリンクによって開放スケジュールが異なるので、事前にスマホで調べておく必要があります。QRコードやウェブサイトで簡単に調べられますし、現地に行けばスケジュールが掲示してあります。

【カナダ】トロントの定番スポーツ、スケートで冬を満喫
(画像=『たびこふれ』より 引用)
【カナダ】トロントの定番スポーツ、スケートで冬を満喫
(画像=『たびこふれ』より 引用)

スケートリンクの使用は基本無料で、誰でも利用できます。スケート靴をレンタルしてくれる場所はほとんどないので、自前のスケート靴を調達して持参するのが一般的です。

【カナダ】トロントの定番スポーツ、スケートで冬を満喫
(画像=『たびこふれ』より 引用)

私も子どもがスケートしたいと言い出したので、付き添い目的で数年前に中古のものを購入しました。けっこう年季の入ったものですが、履きやすく滑りやすいです。

今年のトロントの冬は暖冬で、例年のように雪が残ることがなく、全て2月頭に一旦全て溶け切ってしまいました。2月の第1週目も0〜8℃くらいの気温が続いていたので、屋外のスケートリンクに行くと縁の部分が解けてしまっています。このままだとトロントの冬の恒例アクティビティがなくなってしまうのではと心配しています。

1. Pleasantview Community Centre

さて、ここからは最近訪れたスケートリンクをご紹介していきます。

【カナダ】トロントの定番スポーツ、スケートで冬を満喫
(画像=『たびこふれ』より 引用)

ここのコミュニティセンターは、写真のようなこじんまりとした屋外スケート場と屋内のスケートリンクが隣り合わせになって併設されています。この日は屋内のものはとても混んでいたので、屋外のものを利用しました。午後遅めに行ったからか、氷の整備がされておらず、所々がたついていました。このスケートリンクの良いところは、開放時間が長いところと、大人がリンクの縁で手を出し、子供の補助ができるところです。小さいリンクなので、人も少なめでした。