バイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)が、ボルシア・ドルトムント(同1部)に所属するU-21オランダ代表DFイアン・マートセン(22)の獲得に興味を示しているようだ。
高い攻撃力と爆発的なスピードを武器に今季も主軸としてプレーしているカナダ代表DFアルフォンソ・デイビスの去就が不透明となっているバイエルン。2025年夏に契約満了を迎える同選手に契約延長オファーを提示しており、選手側が受け入れなければフリーでの流出を避けるべく、今夏に放出するとみられている。
そのなかで、ドイツ『スカイ・スポーツ』で記者を務めるフロリアン・プレッテンベルク氏によれば、デイビスの後釜としてミラン(イタリア1部)のフランス代表DFテオ・エルナンデスをメインターゲットに設定している模様。ジローナ(スペイン1部)のスペイン人DFミゲル・グティエレスにも関心を持っているなかで、バイエルンはマートセンにも注目しているようだが、現時点ではホットな話題ではないという。
ユース時代はオランダの複数クラブを転々としたマートセンは2018年にチェルシー(イングランド1部)の下部組織に加わると、2019年9月にトップチームデビュー。その後、イングランド複数クラブへのレンタル移籍を経験すると、今季はチェルシーでプレミアリーグ12試合に出場していた。
今年1月からドルトムントに加わると、ここまでブンデスリーガ10試合に出場して1ゴール2アシストを記録。同選手に関してドルトムントは買い取りオプションは保持しておらず、チェルシーは移籍金3500万ポンド(約67億円)で放出に応じるようだ。