暖かい春の兆しを感じられるこの季節。キャンプや山登りなどアウトドアライフマニアの中には、昼間だけでなく夜でも自然を観察したいという人もいるのではないだろうか。そんな人にピッタリな暗視ゴーグルが、アクションカメラで有名なAKASOから登場している。

大型CMOSと最先端のAI-ISP技術の融合から生まれた「AKASO Seemor」は手頃な価格でありながら優れた性能を誇り、比類のないナイトビジョン体験を提供できるという。

Image Credits:Indiegogo

AI-ISP技術を導入したことで鮮やかな色彩で夜を描き出し、夜間の冒険を日中と同じように演出する。99%色再現したフルカラーモードで、画質は4K、価格は179ドル(約2万6千円)だ。Indiegogoでのクラウドファンディングプロジェクトは、終了まで数日だった3月初旬の時点で目標達成率12000%超という桁違いの成功を収めていた。

大型CMOSとAI-ISP技術でフルカラーを実現

AI-ISP技術とは、ISPと呼ばれる画像処理技術とAIアルゴリズムを融合したもの。カメラで撮影した生の画像データに高度なAIアルゴリズムを統合することで、画像や動画の質を向上させることが可能になった。これにより、光源がない状況でも視覚的な出力・性能を高める処理を円滑に行うことができる。

また、AKASO Seemorには1/1.79インチの大型CMOSを搭載。より多くの光を取り込むことで、明るいだけでなく鮮明なナイトビジョンイメージが得られるという。

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他社製品と比較してフルカラーモードに移行するのに必要なライトの数が少ないため、スポットライトのような周囲光なしで鮮やかなナイトビジョンを体験できる。他社のフルカラー暗視ゴーグルが苦戦するような照明条件下でも、色の再現性にこだわるSeemorは、妥協することなく夜の真の色を見せてくれるのだ。

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500メートル先からでも動物の動きを検知

照射距離が最大30メートル程度の赤外線カメラと異なり、Seemorは約500メートル先からでも生物の動きを検知。建物の輪郭は約1キロ離れていても確認できる。プラス、最大16倍のズーム機能によって野生動物の観察を存分に楽しめるだろう。

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とはいえ赤外線モードも装備されており、昼夜を問わず2つの観察モードを切り替え可能だ。赤外線ライトは7段階に調節でき、ナイトビジョンのニーズに合わせて最適なものを選べる(もちろん、どんな環境光下でもフルカラーモードで周囲の状況を鮮明かつ忠実に観察できるのだが)。

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また、4Kビデオと4メガピクセルの写真撮影機能で細部まで詳細に被写体を捕捉できるうえ、内蔵マイクにより撮影中の音声も記録される。コンテンツの高効率圧縮に加え最大512GのTFカード対応で大容量データ保存を実現するなど、どこまでも消費者のニーズを理解した製品だ。写真や動画は専用アプリによってスマートホンに転送可能(もちろんUSBケーブル経由でもデータ移動できる)。

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3200mAhの大容量充電式バッテリー2個搭載により、最大8時間の連続使用を実現。電源が必要なときはモバイルパワーバンクや車載電源にシームレスに接続すればよい。防水性能にも優れ、小雨や霧の中でも安心して使用できる。