1989年 トヨタ・セルシオ(UCF10/11型)
初代トヨタ・セルシオ(UCF10/11型)の復刻版カタログ。初代トヨタ・セルシオは世界に向けたトヨタの挑戦。「高級車の新しい世界基準」を掲げてデビューした。開発は「想像を超えた高級車をつくりたい」というトップの言葉からスタートしたという。セルシオは、高級車は「最高の性能と機能」そして「人間に対する最高の暖かさと気品」を持つべき、という開発陣の強い信念のもと、技術/生産技術/工場の3部門が当初からタッグを組み、従来モデルとは比較できない高みに挑戦する。圧倒的な完成度実現のため、すべての問題の源流に立ち返り、解決する「源流主義」が徹底され、結果的にすべてがゼロからの新設計となった。携わったエンジニアの数は1400名、そして試作車の台数は450台を数えた。ちなみに日本ではセルシオを名乗ったが、海外ではレクサスのフラッグシップとなるLSを名乗った。
欧米のライバルに対するセルシオの武器は、圧倒的な静粛性。全速度域で実現した、滑らかで静けさに満ちた走行フィールは、世界中に衝撃を与える。エンジンは新開発の4リッター・V8DOHC32V(260ps)。ボディサイズは全長×全幅×全高4995×1820×1400〜1425mm。初代セルシオは1992年8月にマイナーチェンジを実施し完成度を高め、1代でメルセデス・ベンツやBMWなどと肩を並べるスタータスを確立する。カタログは1989年10月版(全16ページ編集/原寸299×246mm)。
※資料提供/ブックガレージ
提供元・CAR and DRIVER
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