日本代表は今月21日開催の北中米W杯アジア2次予選・北朝鮮戦で、MF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)のゴールにより1-0で勝利。一方、26日に予定されていた平壌での北朝鮮戦は急遽中止に。国際サッカー連盟(FIFA)が23日に「この試合の開催および日程変更はない」と公式発表しているが、元日向坂46で女優の影山優佳さんは開催中止に複雑な思いを抱いているようだ。
拉致・核・ミサイル問題もあり、以前から反対意見が挙がっていた13年ぶりの平壌開催。ただ、21日に北朝鮮側が「日本で悪性感染症が流行している」として、突如平壌開催の中止を申し入れ。2日後にFIFAが試合延期の可能性を否定したことにより、日本の不戦勝になる可能性が報じられている。
日本人の安全が保障されていない北朝鮮への渡航が無くなったことにより、試合中止に対する前向きな声がある一方、影山さんは選手目線で持論を展開。24日放送の『ABEMAスポーツタイム』で、話題が北朝鮮戦開催中止に及ぶと、「チーム全体として、1戦目は日本で、2戦目は敵地北朝鮮でというプランを組んでいた。森保一監督も1試合目で選ぶ人、2試合目で選ぶ人という流れで人選していたと思う」と、日本代表指揮官の構想に言及。
「選手もすごく準備していたと思う」と述べた上で、「1試合目で選ばれなかった選手とかは、(2戦目の中止に)もどかしい気持ちがあると思う」と、MF久保建英(レアル・ソシエダ)やDF長友佑都(FC東京)など、国立開催の一戦で出番がなかった選手を思いやった。
アウェイ北朝鮮戦の中止を受けて、22日夜に解散となった森保ジャパン。久保、DF渡辺剛(KAAヘント)、FW中村敬斗(スタッド・ランス)らが長距離移動のみを余儀なくされる格好となっただけに、所属クラブへ再度合流した後のコンディションも心配される。