アタランタ(イタリア1部)が、ラツィオ(同1部)に所属する日本代表MF鎌田大地(27)の獲得に興味を持っているようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。
今季のセリエA25試合に出場して10ゴール3アシストを記録しているオランダ代表MFトゥーン・コープマイネルスが今夏に移籍するとの見方が強まっているアタランタ。ユベントス(イタリア1部)やマンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)も関心を示している同選手は「アタランタには夏に退団したいと伝えた。アタランタでは素晴らしい時間を過ごしたし、大金を手にすることを願っているよ」とステップアップ希望を明言している。
アタランタは移籍金6000万ユーロ(約98億6000万円)以上のオファーがあった場合のみにオランダ代表MFの放出に応じる構えのようだが、その後釜として鎌田に注目しているようだ。今夏に契約満了を迎える鎌田には契約延長オプションが付随しているものの、現時点ではそれが行使される可能性が低いという。
ただ、日本代表MFが在籍するラツィオは13日にマウリツィオ・サッリ監督が辞任。その後任であるイゴール・トゥドール監督は最初のトレーニングで鎌田と会談を行っており、状況が変化した場合は来季もラツィオに残留する可能性があるようだ。
2017年に加入したフランクフルトでは攻撃の中心選手としてクラブのUEFAヨーロッパリーグ優勝などに貢献してきた鎌田は、昨夏にフリートランスファーでラツィオへ移籍。セリエAでは20試合に出場しているものの、その大半が途中出場となっている。