レアル・マドリード(スペイン1部)が、所属するウクライナ代表GKアンドリー・ルニン(25)との契約延長を希望しているようだ。
母国のドニプロでプロキャリアをスタートさせたルニンは、2018年夏にマドリードへ加入すると、レガネスやレアル・バリャドリード、レアル・オビエドへのレンタル移籍を経験。2020年夏にマドリードへ復帰すると、しばらくはベルギー代表GKティボ・クルトワの控えという立ち位置だった。
クルトワが負傷離脱した今季もシーズン序盤はチェルシー(イングランド1部)からレンタルで加入したスペイン代表GKケパ・アリサバラガの控えだった。だが、ケパが負傷したことで出場機会を手にすると、高いシュートストップ技術を武器にここまでラ・リーガ17試合に出場して8回のクリーンシートを達成している。
正守護となったルニンだが、マドリードとの現行契約は2025年夏まで。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、マドリードはルニンの残留を望んでおり、新たな契約を準備しているという。
また、クラブもカルロ・アンチェロッティ監督もクルトワの復帰を待ちつつウクライナ代表GKを信頼しているが、最終決断は選手次第のようだ。スペイン『アス』はルニンが移籍市場で自身の価値を知りたいと考えており、オファー次第では今夏にレアル・マドリードを退団する可能性があると報じていたが、どのような結末を迎えるのだろうか。