ルイ・ヴィトンは、各モデルが時計界における“キャビネット オブ ワンダーズ(驚きに満ちたキャビネット)”となる“エスカル”の新たな3部作を発表。それぞれ世界限定20本を販売する。

【日本の伝統文様を採用!? ルイ・ヴィトンの限定ウオッチ】職人技を生かした3モデル
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

メゾンの創業者ルイ・ヴィトンの孫にあたるガストン-ルイ・ヴィトンのパーソナルコレクションから着想が得られたという新たなエスカル三部作は、ルイ・ヴィトンにおけるハイウオッチメイキングの次なる章を象徴するため、幅広い“メティエダール(芸術的な手仕事)”が注ぎ込まれた限定モデルだ。

新しい“エスカル”の中核を成すのは、ディテールへの徹底的なこだわりである。ラウンドケースのピュアなフォルムはそのままに、手作業で磨き上げられたケースホーンのディテールは、アイコニックなルイ・ヴィトントランクの金具を想わせる仕上がりだ。

ポリッシュ仕上げのベゼルは繊細なカーブを描きながら、わずかにドーム型になったクリスタルへとつながり、ケースの輪郭に柔らかさと洗練をもたらしている。さらに、ケース中央のサテン仕上げのコントラストがその効果を一層際立たせている。ケースミドルやバックルに施されているのは、日本の伝統的な図像に見られる“青海波(せいがいは)”の装飾だ。

モデルごとに異なる素材とカラーが与えられた文字盤は、自然と幻想が溶け合った世界を表現する豊かなタペストリーとして、匠の技のコンビネーションが注ぎ込まれた芸術的な仕上がり。インハウスのアルチザンだけではなく、メゾン外からも最高峰の職人たちを呼び集め、クリエイティブな才能とのコラボレーションによって製作された“メティエダールタイムピース(芸術時計)”へと昇りつめている。その製作過程においてインハウスの優れた技術をさらに進化させたという、まさに最先端の“メティエダール”が駆使された文字盤が誕生した。

伝統的なアルファ針をベースにランス型のフォルムが与えられた時針と分針は、光を反射するようにポリッシュ仕上げとファセット加工を実施。キャップストーンにルイ・ヴィトンのモノグラムがエングレービングされたリューズには、文字盤のGLVモノグラムにあしらわれたものと同じストーンがセッティングされ、ルイ・ヴィトンの過去と現在のつながりが強調されている。

ムーヴメントには、クロノメーター検定機関による認定を受けたマニュファクチュール キャリバー“LFT023”が搭載され、そのブリッジには未来永劫平穏にという願いが込められたお守りのモチーフがあしらわれた。

3モデル共通で組み合わせられているカーフレザーのベルトは、日本刀の柄(つか)に革を巻き締めて施す装飾に似せて手編みされたモノ。これは、本コレクションのために特別に開発された技法だ。

最高の職人技の例を示す見事なショーケースとなった“エスカル キャビネット オブ ワンダーズ”の3モデルは、それぞれ世界限定20本が販売される。

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詳細は、ルイ・ヴィトン 公式サイト まで

文◎Watch LIFE NEWS編集部