サッカー日本代表「森保ジャパン」は、今月21日開催の北中米W杯アジア2次予選で北朝鮮代表と対戦。DFキム・ユソン(鴨緑江体育団)をはじめ、北朝鮮代表選手のラフプレーが予想されるだけに、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)なしでの試合開催に疑問の声が湧き起こっている。
両国代表の対戦と言えば、昨年10月1日に行われた第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)男子サッカー準々決勝における北朝鮮代表選手の暴挙が記憶に新しい。北朝鮮は前半からラフプレーを連発し、計6枚のイエローカードを貰っていた。また後半27分には、キム・ユソンが日本のスタッフから給水ボトルを強奪しようとしたほか、スタッフに左手を挙げて威嚇。主審が同選手に警告を与えた。
今回の一戦でも北朝鮮のラフプレーが予想されるだけに、X(旧ツイッター)では「北朝鮮相手にVARなしとかどうなの?」「北朝鮮荒いとこあるから、VAR欲しい」「北朝鮮相手にVARナシはきつい」「北朝鮮のラフプレー怖い」といった声が。「FIFAは日本のこと舐めすぎ」「AFCは何をやっているのか?」などと、アジアサッカー連盟(AFC)や国際サッカー連盟(FIFA)への批判も見られる。
ただ一方で、北朝鮮は今年に入って岸田文雄内閣総理大臣充てに見舞いの電報を送るなど、日本に対しては秋波を送っている。スポーツの国際大会を政治利用する北朝鮮であるだけに、前半15分の時点では同国代表選手によるラフプレーは見られていない。