小川航基 写真:Getty Images

 日本代表FW小川航基は、今月21日開催の北中米W杯アジア2次予選・北朝鮮戦でベンチスタート。キックオフ前に横浜FCからオランダ1部NECナイメヘンへの完全移籍が正式決定した。

 現在26歳の小川はジュビロ磐田、横浜FCを経て、昨年6月にナイメヘンへ加入。2023/24シーズン開幕戦から2試合つづけてゴールを奪うと、昨年11月以降はリーグ戦ほぼ全試合スタメン出場。先月27日に行われたオランダカップ準決勝戦でゴールを挙げると、今月10日開催のオランダ1部リーグ第25節ヘーレンフェーン戦で今季12ゴール目をマークしていた。

 小川の去就については、ナイメヘンのテクニカルディレクター(TD)を務めるカルロス・アルバース氏が今月1日、オランダメディア『NOS』のインタビューで「(小川の買い取りオプション行使について)今月中に決断を下す予定だ」とコメント。『Voetbal』が「クラブ経営陣はレンタル移籍を完全移籍に変更することを強く検討している」と報じると、ナイメヘンは21日に「小川と2027年6月までの複数年契約を結んだ」と発表している。

 またアルバース氏は、小川の完全獲得を受けて「小川を引き留めることができて、とてもうれしい。移籍金の観点から見ても、このオプションは我々にとっても良い取引だった。彼には間もなく第二子が生まれる予定であり、ナイメヘンで長期間プレーする準備ができている」とコメントを残した。