「15分程度の短い仮眠が仕事のパフォーマンスを高める」という説を聞いたことはありませんか?
実際に短い仮眠をとることで、作業効率の向上などの良い効果を感じている人はどのくらいいるのでしょうか。
オフィス家具でおなじみの、プラス株式会社ファニチャーカンパニーは、従業員数が100人を超えるオフィスで働く会社員を対象に、職場での昼寝についてのWeb調査を実施。500人から得た回答を発表しています。
職場で昼寝をしていますか?
職場で昼寝をしたことがあるかをたずねたところ、頻度の差はあれど70.2%が「ある」と回答しています。そのなかでも「職場で週に1回以上昼寝をする」人は35.4%。職場での昼寝が習慣になっているという人が一定数いるようです。
さらに、「職場で『昼寝』をすると、作業効率の向上などの良い効果が得られると思うか」という設問では、84%が「ある」と回答しています。
「職場で昼寝をしたことが1度もない」という人が29.8%いることを考えると、職場で昼寝をすることに抵抗を感じる人もいるようですね。
職場での昼寝時間は?
では、昼寝をする人はどのくらいの時間眠るのでしょうか。
職場で昼寝をしたことがあるという351人から集まった1回あたりの昼寝時間は「5~15分程度(54.4%)」「15~30分程度(33.3%)」が主な回答となっていて、「30~45分程度(4.3%)」「45分以上(0.3%)」は、ごく少数という結果になりました。さらに「5分未満(7.7%)」だという人もいるようで、あくまで仮眠として、短時間で済ませるという人が多いようです。
あくまで仮眠的な位置づけで短時間で済ませる人が多いようです。
昼寝からの起床時に感じる課題は?
昼寝にはメリットがあると答えた人が約8割を占めましたが、昼寝をすることで課題を感じることはあるのでしょうか。
職場で昼寝したことがあると回答した351人に、昼寝からの目覚めたときに感じる課題について聞くと、「かえって眠くなる(51.6%)」「寝起きに体が痛くなる(48.7%)」という結果に。
「寝る前よりも体がだるくなる」「目覚ましの音などを不快に感じてしまう」など、昼寝による弊害も少なからずあるようです。
昼寝のメリットを実感する人が多いながらも、やはりオフィスには昼寝に最適な環境が整っていないことがわかる結果となりました。