男の隠れ家スピンオフ「こだわり日本酒リスト デジタルブック」の発売に合わせ、awa酒協会とコラボした女性限定スペシャルシークレットイベントが、3月9日、立ち飲み居酒屋「ドラム缶」大塚店にて開催された。今回は特別にその模様をレポート。
■貴重な「日本のAWA SAKE」で乾杯!
都電荒川線がのどかに走り抜ける午後、線路沿いでは早咲きの桜が花を綻ばせている。今回のイベント会場である「ドラム缶」大塚店は、そんな荒川線の鉄路を店内から望む素晴らしい立地。
暖かな日差しが店に差し込む土曜の15時、続々と店に集結したのは日本酒を心から愛する女性たち。定員いっぱいの予約はこのシークレットイベント情報をリリースして間も無く埋まったのである。
反響の良さに「まさか」と言葉が漏れる。それが正直な感想だ。なんせ我々の媒体名は「男の隠れ家」。挑戦ともいえる「女性限定」の「男の隠れ家」イベントが、こんなスムーズに進むものか? そう思うのも仕方ない。
とはいえ今回のイベント、男の隠れ家デジタルでお馴染みの“きき酒師の漫才師”「にほんしゅ」の2人が軸となり、「awa酒協会」の惜しみない協力を得て実現。
参加者は厳選された「awa酒」の利き酒が美味しい料理とともに楽しめ、さらにお土産付き(なんと1本5千円のお酒)というもの。参加費の5500円はお土産で回収できるという圧倒的なコスパの良さ。
日本酒に目がない酒豪のお姉様が続々と来店し、立ち飲みスタイルで始まったイベント。
「はじめまして」の挨拶もそこそこに、杯を交わしあっという間に打ち解けていく様は、日本酒好きに共通する阿吽の呼吸のようで、見ているこちらも気持ちが良い。
イベントはにほんしゅの挨拶からスタート。そして、このイベントのためわざわざ埼玉の深谷から駆けつけて下さったのは、awa酒協会の副理事長である滝澤酒造の代表・滝澤英之さんも朗らかな笑顔でawa酒の魅力をわかりやすく説明してくれる。
代表銘柄「菊泉」で知られる滝澤酒造は、1863年創業の老舗酒蔵で特にこの30年あまり目覚ましい評価を受けている酒造。
1993年の全国新酒鑑評会での金賞受賞を皮切りに、2013年にはインターナショナルワインチャレンジで金メダル受賞、2016年からはシャンパンの製法を応用した瓶内二次発酵による透明な発泡性日本酒「菊泉 ひとすじ」を発売するなど、伝統を守りつつ革新的なチャレンジを続けている。
awa酒協会はそんな滝澤酒造はもちろん、「陸奥八仙」の八戸酒造や「開華」の第一酒造など、名だたるおよそ33の酒蔵が参加する協会だ。それぞれに「awa酒」の定義を守り、旨い酒を醸している。
▼awa酒についてはこちら
滝澤さんとにほんしゅのサーブで、参加者それぞれのグラスに注がれていく乾杯酒は滝澤酒造の「ひとすじ ロゼ」(9900円)である。世界初、透明に自然発酵されたロゼタイプのスパークリング純米酒。
この単語の並びだけで、どんな味なのか想像も楽しいし、きっと旨いと確信する。その味わいを伺えば「イチゴのような甘い香りと食欲をそそる爽快さ」があるという。
間髪入れずに提供された「本日の海鮮カルパッチョ」との相性も抜群だ。
ちなみに本日の海鮮カルパッチョは、高級魚ホウキハタとトラウトサーモンがメイン。それが1人前の提供価格550円というから(今回は料理も会費に含まれているので参加者は実質無料でご賞味)、「ドラム缶」大塚店を切り盛りする田村夫妻の気前の良さにもシビれる。
乾杯の後はしばし、今回提供いただいた様々な銘柄のawa酒と料理で、自由な歓談タイムが始まる。好きな日本酒談義に華咲くテーブルもあれば、にほんしゅや滝澤さんと交流したり、ずらり並んだawa酒の撮影に余念のない方もちらほら。
参加者の皆様、それぞれが自分のスタイルで自由にイベントを楽しんでいただけているのが見ていてわかる。
さらに助っ人スタッフとしてイベントを盛り上げてくれたのは、にほんしゅの後輩芸人・藤井21。料理芸人・クックパッド芸人としてコンスタントにちょいバズしているピン芸人で、会場である「ドラム缶」大塚店のご常連。
本人曰く、ほぼ毎日通うほど愛してやまない店とのことで、料理のサーブや参加者との会話で会場を和ませてくれた。
このイベントのために提供していただいたawa酒全16本を、ほぼ全て飲み尽くす勢いで利き酒イベントは進み、終了時刻17時には「店内みな兄弟(いや姉妹か?)」の盛り上がり。
開始の乾杯で撮影した写真と、終わりの乾杯で撮影した写真を見比べても、その楽しさが伝わってくるのであった。
最後にこのイベントのため東へ西へと奔走し惜しみなく尽力してくれた、にほんしゅの2人からイベントを終えてのコメントを掲載しよう。