世代によって普段利用するSNSに特徴はあるのか、年収によっても何らかの違いがあるものなのか。株式会社リンクアンドパートナーズが2024年3月9日から10日の期間、「世代別のSNS利用状況に関する調査」を実施している。調査対象は、15歳から27歳のZ世代、28歳から42歳のY世代、43歳から58歳のX世代、計920人だ。調査結果を見ると、世代による特徴が浮かびあがってきた。

SNSが最も利用されている情報源 次いでオンラインニュース、テレビ番組

X世代、Y世代、Z世代の情報源はSNSが最多、年収によって好む媒体に違いも
テレビ番組を情報源にしているX世代の割合が20%なのが意外。Z世代はあまりテレビ番組を見ないのかと思っていたが、40%弱が情報源として利用している(「株式会社リンクアンドパートナーズ」調べ)(画像=『オトナライフ』より 引用)

人気の飲食店や流行っているファッションなどSNSから情報を集めるという人は多いだろう。Z世代(15~27歳)、Y世代(28~42歳)、X世代(43~58歳)それぞれに「普段チェックする情報源」を聞いたところ、全体1位は「SNS(YouTube等動画共有サイトを含む)」で80.0%、2位が「オンラインニュース」で50.8%、3位が「テレビ番組/テレビCM」で47.2%という結果だった。世代別で見るとX世代は60%ほどが、Y/Z世代は80%ほどがSNSを主な情報源としていることがわかった。

Facebookやnoteは高年収層の利用率が高い傾向

X世代、Y世代、Z世代の情報源はSNSが最多、年収によって好む媒体に違いも
年収によってSNSの利用媒体に傾向があるとは考えたことがなかった。高年収層はFacebookとnote以外の媒体では最も利用率が低い(「株式会社リンクアンドパートナーズ」調べ)(画像=『オトナライフ』より 引用)

興味深いのが年収レンジとSNSの使用媒体の傾向だ。全年収レンジで最も使われているのはLINEで平均利用率は87.5%、次にYouTubeが77.0%と続く。InstagramとX(旧Twitter)はほとんど変わらず64.7%と61.3%という平均利用率だった。

年収別に見ると、Instagramは「200万円~500万円未満」の層の利用率の高さが顕著となっている。対してTikTokは全体の利用率が26.5%と低いなか、高年収層での利用率がさらに低い傾向がみられた。Facebookは「年収500万円以上」の層に最も利用されており、noteは全体の使用率が平均8.8%と低いが年収が高い層ほど利用していることがわかった。

また、「SNSで興味を持ってよくフォローするジャンル」を聞くと、全体では1位が「グルメ・料理」で40.8%、2位が「旅行・観光」で35.3%、3位が「エンターテインメント(映画、音楽、テレビ番組)」で34.5%、4位が「ファッション」で32.9%、5位が「ビューティー・コスメ」で24.7%、6位が「スポーツ」で23.3%だった。

世代別で見るとX/Y世代は「グルメ・料理」、「旅行・観光」への関心が高く、Z世代は「ファッション」、「ビューティー・コスメ」に関心を示す傾向がみられた。さらに世代別でのインフルエンサーの投稿の影響度合いを見ると、「少し影響を受ける」「とても影響を受ける」を合わせて60.8%だったZ世代は最も影響されやすい世代だとわかる。X世代は合わせて39.8%、Y世代は53.1%と若いほど影響されやすいようだ。

これにより、全世代でSNSが情報源となっており、世代や年収によって好まれる媒体は違い、若い世代ほど見た目などに関心がありインフルエンサーに影響されやすいことが浮き彫りとなった。

出典元:【PRIZMA】

※サムネイル画像(Image:Chinnapong / Shutterstock.com)

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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