かつて清水エスパルス、サガン鳥栖、ガンバ大阪、ファジアーノ岡山でプレーしていたブラジル人FWチアゴ・アウベスが今月19日、ブラジル2部シャペコエンセを退団。元モンテディオ山形所属MFチアゴ・アウベスの東京ヴェルディ移籍が話題を呼ぶ中、Jリーグ復帰の可能性があるという。
現在31歳のアウベスは、2015年の韓国1部・浦項スティーラーズ移籍以降、10年近くにわたりブラジル国外でプレー。2017シーズンに清水でプレーしたほか、2019年7月には韓国1部・全北現代から鳥栖への完全移籍により、Jリーグへ復帰。鳥栖、G大阪を経て、2022シーズンから岡山でプレーしていた。
その岡山では、加入1年目の2022シーズンにリーグ戦で16ゴールをマーク。チームをJ1昇格プレーオフ進出へ導いたが、翌2023シーズンは27試合の出場で6ゴール。昨年12月27日にシャペコエンセへの完全移籍が正式決定していた。
しかしシャペコエンセの一員として迎えた2024シーズンのサンタカタリーナ州選手権では、全11試合中9試合でプレーも、スタメン出場はわずか2試合。クラブは今月19日に双方合意のもとアウベスと契約解除したと、公式発表している。
またブラジルメディア『ND Mais』は、アウベスのシャペコエンセ退団について「8年間続けてアジアでプレーした後、ブラジルのサッカーに適応するのに苦労した」と綴るなど、成績不振が原因だと主張。「彼はアジアへ移籍する可能性が高い」と去就にも触れている。
さらに、選手本人は20日にインスタグラムを更新。医者とのツーショット投稿を引用しているが、当該投稿には「日本へ向かう途中だ。ブラジルは最高だし、友人に感謝しているよ」と綴られていることから、新天地が日本である可能性が高いとみられる。Jリーグの第1登録期間（ウィンドウ）は今月27日に終了するが、果たしてどのクラブがアウベスを獲得するのだろうか。
