大迫敬介 写真:Getty Images

 北中米W杯アジア2次予選・北朝鮮戦にむけての日本代表メンバーには、鈴木彩艶(シント=トロイデンVV:STVV)、大迫敬介(サンフレッチェ広島)、前川黛也(ヴィッセル神戸)とゴールキーパー3名が選出。このうち、大迫と前川が今月16日開催の明治安田J1リーグ第4節(神戸対広島)を振り返った模様。森保一監督も交えた会話内容が、ファン・サポーターの間で話題になっている。

 ノエビアスタジアム神戸で行われた一戦では、両チームのGKが奮闘。前川は被枠内シュートゼロだったが、大迫は60分にFW武藤嘉紀がペナルティエリアから放った強烈なシュートを左手で弾くなど、好セーブを連発。引き締まった好ゲームの中、最後までゴールが生まれることはなかった。

 そんな前川と大迫の会話は、20日午後にJFA公式YouTubeチャンネルで公開された『Team Cam』でピックアップ。高円宮記念JFA夢フィールドでの練習を終えた両選手は、グラウンド脇で森保監督と談笑。鈴木がいない中、大迫が「もう緊張感やばかったですよ」と語ると、前川は「お前がアレ止めたからだろ」と反応している。また指揮官は大迫に声を掛けた後に「あれ、絶対に面白いな。ゾーンに入ってなあ。あのようなことを経験してなあ」と発すると、両選手とも「面白かったです」と頷いてロッカールームへ引き揚げている。

 この談笑シーンは、X(旧ツイッター)でも話題に。「神戸対広島のことについて話しているな」「森保監督はこういう試合好きそうだよな」という声が挙がっているほか、「神戸対広島のレベル高かったなあ」「あの試合見ると、前川と大迫を招集したのは正解」といった意見も。鈴木の代表招集も含めて「日本代表GK問題」を巡る議論が再燃している。

 国内トップレベルのGKであることを証明している前川と大迫。特に大迫は昨年9月の国際親善試合ドイツ戦で1失点にまとめるなど、国際舞台でも活躍。ドイツ発の移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、同選手の市場価値は140万ユーロ(約2億2800万円)であり、鈴木の100万ユーロ(約1億6300万円)を上回っているという。