「キノコからヴィーガンレザーが生まれる驚きと共に、革がサステナブルであることを伝えたい」……そんな想いが込められた、キノコ由来のヴィーガンレザーを使用した財布「Hitoe Fold Aria -Mushroom-」が発売されました。

キノコの菌糸体から作られた「マッシュルームレザーMYCL」を採用しており、環境への配慮と持続可能な未来を目指しているといいます。

なめし革・ヴィーガンレザーそれぞれを活用

ヴィーガンレザーである「マッシュルームレザーMYCL」は、プラスチックの含有せず、100%植物由来でありながら、牛革に匹敵する強度と耐久性を持つとされています。

化学物質の使用を最小限に抑え、自然な色合いをこの「Hitoe Fold Aria -Mushroom-」に生かしているといいます。

また、食肉産業で発生する副産物である皮に、イタリア・トスカーナ地方の伝統的な植物タンニン鞣しを施し、この財布の内装部分に採用しています。

廃棄されてしまう食用牛の皮をレザーへアップサイクルすることで、食肉消費と地球環境の保全を両立しようという取り組みです。

製品概要

イタリア語で「Air(空気)」を意味する「Aria(アリア)」。「Hitoe Fold Aria -Mushroom-」は、その名の通り、空気のように、存在を忘れてしまうほど、軽くて薄い財布だそうです。

カードと硬貨を重ねないHitoe構造(意匠登録済)で、金具を使用せず、収納時の最厚部はわずか12mmというスリムさを実現しています。

また、特許取得済のインナーフックにより、カードの落下を防ぎつつ、スムーズな操作性を可能にしているとのことです。

この財布を製造・販売するSYRINX合同会社は、皮革がサステナブルな素材であることを伝え、持続可能な未来への架け橋となることを目指しています。

<参照>

『キノコからできた財布?!』 サステナブルなマッシュルームレザーを使用した、小さな薄い財布