1988年に登場し、長きにわたって幅広い世代に楽しまれているゲーム「桃太郎電鉄」。日本全国の地理や、その土地の名産・名所などを学んだという人も多いのではないでしょうか。

株式会社コナミデジタルエンタテインメントは、「桃太郎電鉄」を教材としたブラウザ版「桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~(以下、桃太郎電鉄 教育版)」の無償提供を2023年1月24日(火)から開始しました。

この教育版「桃鉄」を導入したという学校は、提供を開始してから導入した学校は7,000を超え、そのうち約4,000校が小学校とのこと。これは、全国の小学校の約20%に相当するそうです。

「桃太郎電鉄 教育版」とは

「桃太郎電鉄 教育版」は、全国各地の名産・名所などを遊びながら身につけることができるだけでなく、難読地名の書き取りや収益率の計算など、ゲーム性と学習要素を併せ持つエディテイメント(※)教材です。

学校の授業にあわせ、先生または管理者がプレイ時間や対象地域を選択できるほか、各地の名産品・主要産業・歴史に関する情報を表示する機能が追加されています。

ゲームでおなじみの「ボンビー(貧乏神)」や攻撃カードなど、相手のプレイを妨害する要素は排除されているそうです。

2024年3月15日(金)からはふりがなを表示する機能が新しく実装され、小学校低学年の児童でも活用しやすくなりました。

※教育(Education)と娯楽(Entertainment)を組み合わせた、遊びながら学べるコンテンツ

初年度で7,000校以上が導入

「桃太郎電鉄 教育版」は、各小学校からの申し込みだけでなく、教育委員会からの一括申し込みも受け付けています。

リリース開始から反響を呼んだといい、大阪府枚方市ではいち早く導入が始まったそうです。また、東京都の府中市立小中学校PTA連合会では、家庭教育学級(※)での体験会が開かれるなど、各地で導入が進んでいます。

※家庭教育学級とは、保護者が家庭教育に必要な現代的課題などについて学び、子どもたちの健やかな成長を促し、豊かな人間性を育むことを目的とした文部科学省生涯学習政策のひとつです。

サービス概要

・対応プラットフォーム:Windows PC, Chromebook, iPad

・対応インターフェース:キーボード、タッチパネル

・プレイ人数:1~4人

・オンラインプレイ:非対応

・クレジット:(c)さくまあきら (c)Konami Digital Entertainment

<参考>

『桃鉄 教育版』 初年度で7,000校を突破 小学校は全国の20%にあたる4,000校に提供