ファミリーレストランなどで、人間ではなくロボットに料理を持ってきてもらった経験が増えていませんか?

人手不足などに対応するデジタル技術の1つとして、「キャラクターと暮らせる世界を実現」するための技術を提供するベンチャー企業・Gatebox株式会社の取り組み「AIバイト」について紹介します。

AIバイトとは?

「AIバイト」とは、ChatGPTと連携したAIキャラクターが接客業務を行うという、Gatebox株式会社が提供するAI接客サービスです。プロジェクターによって3DCGキャラクターがまるでその場に“召喚”されたかのように投影される同社開発の装置「Gatebox」を活用しています。

使い方としては、紹介してもらいたい商品の説明文やトーク内容を入力すれば、ChatGPTのAI技術とGateboxが長年積み重ねてきた表現力を組み合わせ、接客をしてくれるとのこと。AIキャラクターが感情豊かな声や仕草で商品を紹介し、客をもてなしてくれるそうです。

同社は、小売店や飲食店などの店頭、展示会や受付での接客、ショールームや博物館での案内などでの利用を推奨しており、2024年のバレンタインシーズンには、全国20店舗の百貨店で開かれたバレンタイン催事会場で「AIバイト」が接客を担当しました。会場では、来場者に話しかけたり、チョコレートに関する質問に回答したりしたそうです。

日本のキャラで「おもてなし」

AIバイトは、日本語と英語での案内が可能ですが、同社は今後、他の言語にも対応できるよう進めていく方針です。

日本ならではのキャラクターとAIによって、さまざまな言語で「おもてなし」し、インバウンド客対応に活用していきたいと考えています。

会話しながら作業もできるAIロボットも

最近、アメリカでは、OpenAI社とヒト型ロボットを開発するスタートアップ「Figure」がコラボレーションした「人と会話しながら作業する汎用人型ロボット」も誕生しました。

ある程度手作業もこなし、商品情報について答えるAIロボットの誕生も、近いのかもしれません。

<参照>

AI接客サービス「AIバイト」が全国の百貨店で勤務!バレンタイン商戦のチョコレート販売をAIキャラクターが支援 Gatebox

Gatebox、ChatGPT連携の接客用AIキャラクター派遣サービス「AIバイト」を法人向けに提供開始!「コンテンツ東京2023」にて展示 Gatebox