いつもの余談(アグリジェントとは無関係)です。
余談1
イタリアで裁判官を交えての訴訟調停に出廷したことがある。
日本の場合、民事だと書類の交換ぐらいで、裁判所は静かだが、イタリアはご想像の通り、弁護士も裁判官も"しゃべらな損"みたいに、手を振り回し、唾を飛ばしてしゃべりまくる。
私はただ、1時間程口をぽか~~んと開けて見ていたが、裁判官が突然「○万ユーロで 手を打たないか?」と私に聞いてきた。それで「NO」と返事をすると、また、相手方の弁護士と私の弁護士+裁判官のバトルが1時間ほど続き、裁判官が「それでは、△万ユーロでどうだ!!」と聞くので、また、私が「NO」と言うと、バトルが再開かと思いきや、裁判官はランチの時間になった。「本日はここまで。次回の日は追って知らせます」と突然終了。
弁護士と裁判官は機関銃のように喋りまくり、私はNOを2回言わせてもらっただけ。最後は裁判官のランチタイムで閉廷!!ちなみに、私は裁判オタク。自慢じゃないが、裁判で負けたことはない。
余談2
女性ドライバーの増加は、イタリアとて同じ。特に朝の出勤時は、車を運転しながら化粧をする。なんと器用な!!
しかし、先日、信号待ちしている私の車に、車内のミラーでマスカラを塗りながら、片手にタバコを持ち、ブレーキを踏んでいる女性が運転するSMARTが追突。時速5キロ程度でぶつかったから、そんなに衝撃があったわけではない。
その女性が私車の横に来て、『君の車、大丈夫だから!!』と、明るく言う。『大丈夫かどうかは、私が見る。貴女に言われたくない!!』と言ったら、 プンと怒って走り去った。私が悪いのか??
余談3
イタリアの列車も、ユーロスターが走り出してからは時間に正確になってきた。
ミラノから乗ったユーロスターがローマの手前までは時間通りだったが、 テルミニ駅のプラットホームに開きがないため、手前で待たされること20分、そのお陰で列車は延着。
イタリアが凄いのは、延着のアナウンスが流れると、ほぼイタリア人全員が一斉に携帯電話で、マンマ、配偶者、知人に遅延のことを電話する。不思議なのは、そんなに時間に正確な国民ではないのに、電話しているのはなぜ??電話するきっかけができたから??大切な夕食の時間に遅れるから??
かくして、車内はイタリア人の電話の話し声の騒音で充満する。
余談4
ローマからアリタリア航空でロンドンに飛んだことがある。アリタリア航空なのに機内が静かなことに違和感があったが、乗客はほぼ英国人だった。
文・写真・ドルチェビータ/提供元・ たびこふれ
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