ブレンビーIF所属のU22日本代表MF鈴木唯人は、今月17日開催のデンマーク1部シルケボーIF戦でハットトリックを達成。FW上田綺世所属のオランダ1部フェイエノールトやDF板倉滉擁するブンデスリーガ(ドイツ1部)ボルシアMGなど、欧州複数クラブからの関心も報じられる中、森保ジャパン入りを望む声が噴出。ブレンビーのイェスパー・ソーレンセン監督も、同選手のクオリティーやメンタリティーを高く評価している。
昨年1月に清水エスパルスからストラスブールへ期限付き移籍も、リーグアン(フランス1部)3試合の出場で1ゴールという結果に終わった鈴木。それでも昨年8月にブレンビーへ完全移籍すると、今季はここまで公式戦22試合の出場で7ゴール4アシストと活躍。シルケボーIF戦では家族がスタンドから見守る中、33分に先制ゴールを奪うと、後半にも2得点を挙げ、チームの勝利に貢献した。
デンマークメディア『DR』によると、ソーレンセン監督は試合後のインタビューで鈴木を絶賛。「彼は(様々な物事を)積極的に学ぼうとするので、一緒に仕事しやすい選手だ。彼はできるだけ早く我々のプレースタイルに適応し、自分のストロングポイントを我々のプレースタイルにはめたいと考えている」と、同選手の姿勢を評価している。
また指揮官は「鈴木は技術面でとても優れた選手」とした上で「体格も良く、ハードワーカーでもある。今まで全然異なる環境でプレーしていたとはいえ、一緒に仕事しやすいよ」とコメント。同選手のプレースタイルへの賛辞も止まなかった。
所属クラブでの活躍もあり、今年4月のAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選の参戦は不透明とみられている鈴木。しかし、X(旧ツイッター)では「鈴木唯人はパリ五輪予選に必要不可欠」といった声が挙がっているほか、「森保ジャパンでも通用する」「伊東純也の代わりになる」と、A代表入り待望論も沸き起こっている。パリ五輪本大会の舞台で躍動する鈴木の姿を待ち切れないファン・サポーターは多いはずだ。