ロシア当局の発表によると、87%の得票率を記録したプーチン氏がロシア大統領選で勝利しました。これで、プーチン氏の任期は最長で2030年まで伸びることとなります。

しかし、「圧勝」の背景には有力な対抗馬が出馬することが出来なかったことが大きく関係しています。西側政府関係者やメディアからは「不正選挙」や「投票妨害」などの批判も出ています。

プーチン氏は過去4回の大統領選に出馬していますが、今回の大統領選の得票率が最も高い数値を記録しています。2000年大統領選の得票率は53%だったことを鑑みると、この二十年間でプーチン氏が盤石な権力体制を確立したことが分かります。

プーチン氏が就任してからロシア経済は大きく成長してきました。この要因としてロシアで大量に埋蔵されている石油・ガス価格がこの間に上昇していたことが関係していますが、ロシア国民の大部分はプーチン氏の手腕を評価しているようです。