遅々として「働き方改革」は進みません。

正規採用ですら「滑り止め」になってしまっています。

 

ただしどれだけ人員を補充すれば人手不足が解消するのか定かではありません。

教育ニーズは高まり続けています。いくらでも高まり続ける雰囲気があります。

タクシー不足と同様に教員不足も参入障壁の問題とも言えます。

正規採用の倍率も散々ですが、非正規でしっかり働いてくれる人が払底してきたことがいちばんの要因ではないでしょうか。正規職員の待遇改善だけでは教員不足は解消しません。

正規教諭の募集は奨学金免除などのニンジンで誘導しようとしていますが、足りないのは臨時教員です。臨時教員の人の給与を上乗せすればいいのではないでしょうか。

教育業界も非正規は二流の労働者という色眼鏡を外すことはないのでしょうか。

過去の教員採用試験の受験者からは手のひらを反したような教育委員会への恨み節も聞こえてきます。

けっきょく教員不足もこういうことが発端なのかもしれません。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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