英国伝統のカーブランド「ロールス・ロイス」が、コンテンポラリー・デザインの世界からインスピレーションを得た「ゴースト・プリズム(Ghost Prism)」を発表した。

生産台数は、ブランドの創立120周年を記念した120台のみ。同モデルでは、4層のペイントを塗り重ねたガンメタル・グレーのボディに、4色から選べる大胆なアクセントカラーが奢られている。

スペクトラルな色彩をまとう「プリズム」

“ベビーロールス”の愛称を持つ同モデルは、V型12気筒のツインターボエンジンや観音開きのドアを搭載したドライバーズセダン。

現行モデルは2020年に登場した2代目で、“ポスト・オピュレンス(脱・贅沢)”というコンセプトを掲げつつ、スピリット・オブ・エクスタシー(マスコット)とリアドアの傘入れ以外のすべてを刷新している。

今回の限定モデルは、ソリッドなフォルムと明るくスペクトラルな色彩のコントラストを象徴する、「プリズム」という名称を冠している。

磨き抜かれたボディに時代を超越したアクセント

威厳のあるガンメタル・グレーのボディは、4層のペイントを丹念に塗り重ねた後に、10段階の工程と16時間もの手作業による磨きを実施。

また、グリルとリアリッドのブライトワークには、こちらも4度塗りしたスモーク・ブラック・グレーの高光沢バーンアウト塗装が施されている。

大胆な輝きを放つアクセントカラーは、「ターコイズ」「マンダリン」「フォージ・イエロー」「フェニックス・レッド」の4色から選択可能。

選択したアクセントカラーは、バンパー下部のインサートやブレーキキャリパー、コーチラインに配され、時代を超越した唯一無二の個性が演出されている。

一方、贅を尽くしたインテリア空間には、1,040個の“星”が煌めく、ビスポークのスターライト・ヘッドライナーが奢られる。

周囲を圧倒するオーラに加え、“新たな美のムーブメント”を取り入れた「ゴースト プリズム」には、高級ホテルのドアマンも目を見張ることだろう。

(zlatan)