ブレンビーIF所属のU22日本代表MF鈴木唯人は、今月17日開催のデンマーク1部シルケボーIF戦でハットトリックを達成。パリ五輪出場が期待される中、FW上田綺世所属のオランダ1部フェイエノールトやDF板倉滉擁するブンデスリーガ(ドイツ1部)ボルシアMGなど、欧州複数クラブからの関心も報じられている。
鈴木は昨年1月に清水エスパルスからストラスブールへ期限付き移籍も、リーグアン(フランス1部)3試合の出場で1ゴールという結果でシーズン終了。昨年7月13日に一旦清水へ復帰したが、1か月後の8月12日にブレンビーIFへ完全移籍した。
ブレンビーIFではU21デンマーク代表FWマティアス・クヴィストゴーデンが絶対的ストライカーとして活躍する中、ここまで公式戦21試合の出場で4ゴール4アシストをマーク。直近のリーグ戦4試合でスタメン出場と序列を上げると、シルケボーIF戦でも先発出場。33分に先制ゴールを奪うと、後半には2得点。家族や兄弟がスタンドで見守る中、チームを勝利に導いた。
デンマークでの活躍が光る鈴木だが、わずか1年でステップアップ移籍の可能性もある模様。デンマーク紙『bold』は先月18日に行われたミッティラン戦で、トッテナム・ホットスパー、バイエルン・ミュンヘン、インテル、アヤックス、アタランタ、ボルシアMG、フェイエノールト、MF奥川雅也擁するハンブルガーSVのスカウト陣が視察に訪れたと報道。この一戦で決勝ゴールをアシストした鈴木について、「彼はスカウト陣からプラス評価を受けた選手のひとりだ」と評するなど、他クラブからリストアップされた可能性を伝えている。
なお、鈴木とブレンビーIFの契約期間は2027年6月まで。今年4月のAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選の参戦は不透明だが、パリ五輪本大会でプレーするとなれば、欧州での評価がさらに上がる可能性も考えられる。