ユニオンSG所属DF町田浩樹は、北中米W杯アジア2次予選・北朝鮮戦の日本代表メンバーに選出。今回招集見送りのDF冨安健洋(アーセナル)に替わるセンターバックとして期待される中、17日開催のベルギー1部リーグ第30節ロイヤル・アントワープ戦で悪質なファウルを受けた。
現地メディアやサポーターの間で問題視されているのは、0-0で迎えた51分のシーン。ユニオンSGのゴールキックで、GKアントニー・モリスが左サイドのハーフウェイライン付近に蹴り出すと、これに町田とDFイェレ・バタイユが反応。町田がヘディングした直後、バタイユが右足でボールに触ろうとしたが、右膝が町田の顔付近を直撃した。
町田がピッチに倒れ込むと、主審はバタイユにイエローカードを提示している。しかしユニオンSG所属の複数選手は、バタイユにレッドカードを提示しなかったとして、主審に抗議。X(旧ツイッター)上でも「なぜ一発退場にならないのか?」「あまりにも危険なプレー」「町田の状態が心配だ…」「北朝鮮代表もやりそうなファウル」といった声が湧き起こるなど、議論の対象となっている。
その町田は71分、相手のカウンターを阻止するべく、FWミシェル=アンジェ・バリクウィシャを背後から倒すと、2枚目のイエローカードを貰い退場。ベルギーメディア『Voetbal』は「非常に軽率な2枚目のイエローカードだった」と厳しい評価を下している。
今季ここまでユニオンSGの主力センターバックとして活躍してきた町田。北朝鮮戦を控える中、アントワープ戦では運から見放されている。