「アジアのベスト50レストラン(Asia’s 50 Best Restaurants)は、3月26日(火)に行われる授賞式に先駆けて、51〜100位にランクインしたレストランのリストを発表した。
51位以降と言っても、他の賞の受賞歴がある店舗など、注目店ばかりだ。
授賞式に先駆け51~100位を公開
「アジアのベスト50レストラン」はソウルで開催される授賞式に先駆けて51~100位のレストランリストを公開した。このリストは「Asia’s 50 Best Restaurants Academy(アジアのベスト50レストラン評議委員会)」の投票により決定されるもので、同委員会は影響力のあるフードライター・グルメ評論家・シェフ・レストラン経営者・料理専門家など、合計318名のジェンダーバランスの取れたメンバーで構成。
4年目の公開となる51〜100位のリストだが、今年はアジア圏内合計16都市から、計12軒の新しいレストランがランクインした。
日本は計9軒、東京の8軒はシンガポールと並び最多
都市別では、それぞれ8軒のレストランがランクインしたシンガポールと東京が最多となった。その中でも、シンガポールからは2軒、東京からは3軒がランキング初登場だ。
東京から51〜100位のリストに初ランクインしたのはレストランを紹介したい。まずはフランス・スカンジナビア・北米料理に影響を受けたユニークなテイスティングメニューを提供する「Crony(クローニー)」。そして「Maz(マス)」はファインダイニングレベルのペルー料理を提供する。四季の旬菜を中心としたメニューを提供する日本料理店「明寂(Myoujyaku)も初のランクインとなった。
その他、「Sushi Saito(鮨 さいとう)」「Sugita(日本橋蛎殻町 すぎた)」「Hommage(オマージュ)」「Esquisse(エスキス)」「L’effervescence(レフェルベソンス)」もランクイン。地方都市からは富山の「L’évo(レヴォ)」も選出された。
海外レストランにも注目
海外勢についても紹介しよう。まず、初めてリスト入りを果たした12軒のうち、3軒は今年の授賞式開催地であるソウルにあるレストランだった。ランクインしたレストランは、自然をテーマにした現代料理の「Solbam(ソルバム)」、伝統的な調理技法でモダンな韓国料理を提供する「Kwonsooksoo(クォンスクス)」、スタイリッシュな地中海料理レストランの「Alla Prima(アラ・プリマ)」の3軒。
また、受賞歴のある著名レストランもリスト入り。バンコクの「Haoma(ハオマ)」は、2021年の「The World’s 50 Best Restaurants(世界のベスト50レストラン)」で「Champions of Change Award(チャンピオン・オブ・チェンジ賞)」を受賞したインド人シェフ、Deepanker Khosla(ディーパンカー・コスラ氏)のレストランだ。北京の高級ベジタリアンレストラン「Lamdre(ラムドレ)」は、今年の「American Express One To Watch Award 2024」で「アメリカン・エキスプレス・ワン・トゥー・ウォッチ賞」を受賞している。
3月26日(火)20時からは、授賞式の模様を「50 Best」の公式FacebookとYouTubeチャンネルでライブ配信する。51~100位のレストランをチェックしつつ、授賞式を楽しみに待とう。
(Mayu)