ラグジュアリーなサステナブルホテルブランド「Beyond Green(ビヨンド グリーン)」に、新しく7軒のホテルが加盟した。

このうちコロンビアとジンバブエには同ブランド初となるホテルが、スペインとインドには複数のホテルが新たに加わっている。気になるその魅力を紹介しよう。

ホテル・ラス・イスラス

ホテル・ラス・イスラス

環境に配慮した7軒のラグジュアリーなホテル

「ビヨンド グリーン」の各加盟施設は、世界基準や国連のサステナブルな開発目標に沿った50以上の指標を遵守することを義務付けられており、旅行者へ環境に配慮した本物の体験を提供している。

スペインのウェルネスリトリート

「アルティエム・アストゥリアス」は、スペインの北西海岸、アストゥリアスの絵のように美しい風景の中に位置する、心身のバランスを保つことを目的とした贅沢なウェルネスリトリートだ。

広々とした客室からレストランラウンジ「THE GREEN」に至るまで、同ホテルはサステナビリティを核に運営。地元の旬の食材を優先的に使用し、客室には省エネの「エアプレイン モード」を導入している。

アイルランドの城

アイルランドの丘陵地帯の中心に位置する「ドロモランド・キャッスル・ホテル」は、16世紀に建てられた歴史的建造物であり、歴史的な魅力とモダンな設備を融合させたホテルだ。

豪華な内装、見事な庭園、難易度の高いゴルフコース、卓越した食事体験は、廃棄物削減への献身的な取り組みによって補完されている。

インドの宮殿

インドのバンガロールの中心に位置する「ザ・リーラ・パレス・バンガロール」は、威厳ある豪華さとサステナビリティを融合させた、魅惑的な宮殿だ。

アールデコ様式と壮大なヴィジャヤナガラ帝国の建築様式にインスピレーションを受けたこの宮殿では、緑豊かな庭園の中に、インド各地のアンティークで飾られた豪華な天井を展示している。

さらに、人形劇や陶芸ワークショップなどの体験を通して、この地域の文化遺産の振興と保護にも力を注いでいる。

湖にたたずむホテル

インド・ピチョラ湖の静かな湖畔にたたずむ「ザ・リーラ・パレス・ウダイプール」では、ラジャスタン建築の豪華さとウダイプールの豊かな文化に触れることができる。

比類ないラグジュアリーさとパーソナルなサービスの天国であるこの宮殿は、ゲストをこの地域の遺産の壮大さに浸らせてくれるだろう。

また、同ホテルはインドで初めて環境に優しいボートを導入し、定期的に湖の清掃活動を行っている。

サファリスタイルのホテル

ジンバブエの有名なビクトリアの滝から数分、雄大なザンベジ川沿いに位置する「ザンベジ・サンズ・バイ・バトカ・アフリカ」は、アフリカ初の黒人女性が経営するサファリロッジ。ザンベジ川の息を呑むような景色を望む、ベドウィン様式のプライベート・テント10棟を備えたホテルだ。

同ホテルでは、野生動物を近距離で観察することができ、グルメな食事、夜のゲームウォークや探索など、自然に没頭できるホテルステイを提供している。

このほかに、コロンビアのカリブ海に浮かぶバル島を背景にした「ホテル・ラス・イスラス」や、スペインのバルセロナにある100%エコフレンドリーリゾートの「マス・サラグロス・エコリゾート」も新たに加わった。

次の旅行は、環境に配慮した各国のラグジュアリーなホテルに宿泊してみては。

(田原昌)