今夜18時25分から放送される「世界が騒然!本当にあった㊙︎衝撃ファイル」(テレビ東京系列)は、UFO&戦慄ミステリーSP。ベテラン機長が四国上空で巨大UFOに遭遇していた……? 元パイロットが衝撃体験を激白、驚きの真相が明かされる。世界中で目撃情報が相次いでいるUFOを巡っては、TOCANAでも日々各国の最新情報を取り上げているが、番組では一体どんな証言が得られるのか、見逃せない内容となっている。
ところで、日本では過去に、宇宙友好協会による”地球の地軸が傾くことによって、人類の大部分が死滅する”という終末予言が出回り、世間を混乱に陥れる騒動が起きている。2018年に掲載した記事から、国内UFO界の黒歴史と称される「リンゴ送れ、C」事件の概要を改めてお伝えしよう。
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※ こちらの記事は2018年8月18日の記事を再掲しています。
終末予言は人類史と共に
今年こそ世界が滅びる――。近年、ノストラダムスやババ・ヴァンガ、宇宙人からのメッセージ、その他の原典を引用してこう訴える予言が毎年のように現れてくる。実は、この種の終末予言の歴史は長く、古くは紀元前にバビロンの神官にして占星術師でもあったベロッソスも、「すべての惑星が山羊座と蟹座に集まる時に世界が滅亡する」と予言していたようだ。しかし、毎年同じような滅亡予言が繰り返されるようになったのは、日本では2010年代に入ってからの現象と思われる。

とはいえ、ここ日本でも特定の年に世界が終わるという予言はいくつか記録されている。 鎌倉時代には、仏教に根ざす末法思想が広がり、日蓮も「外国の侵略で日本が滅ぶ」と予言したことがある。1910年には「ハレー彗星の接近で地球が滅ぶのではないか」と騒がれたし、新興宗教大本の一派は、「1921年に立て替え・立て直しが起こる」と主張した。1973年に五島勉の『ノストラダムスの大予言』がベストセラーになり、1999年に人類が滅びるという主張が広まると、多くの自称研究家や予言者が出現、我も我もと便乗予言を垂れ流した。
日本UFO史の“黒歴史”、「リンゴ送れ、C」事件とは!?
さて、こうした日本の終末予言の歴史に名を残す大騒動をご存知だろうか? 「CBA事件」あるいは「リンゴ送れ、C事件」と呼ばれるものだ。これは、1960年あるいは1962年に地球の地軸が傾いて人類の大部分が死滅するという予言で、日本のUFO研究団体である宇宙友好協会(CBA)が広めた。他の幾多の終末予言と同様、予言の日時が遠く過ぎた今となっては、事件を記憶する者は少なくなり、当時のCBA関係者がこの事件に言及することもほとんどない。しかし、当時の日本UFO界が受けた衝撃は大きく、いわば、日本UFO界の“黒歴史”となっているのだ。