今月16日に明治安田J1リーグ第4節の北海道コンサドーレ札幌対町田ゼルビアが開催される札幌ドーム。プロ野球・北海道日本ハムファイターズのエスコンフィールド北海道(北広島市)移転に伴う巨額赤字で揺れる中、前節の札幌対浦和レッズで天然芝のピッチコンディションが酷かったことを理由に、町田がロングスローや強度の高いフィジカルコンタクトにより勝利するとの見方が広まっているようだ。
コンサドーレの今季開幕戦(対浦和)は、ピッチの一部で土が露出するほどの悪条件で開催。DFアレクサンダー・ショルツハムストリングを痛めたほか、FW前田直輝、MF小泉佳穂が柔らかいピッチの影響で筋肉に負担がかかり途中交代を余儀なくされた。
一方、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督のもと攻撃的なサッカースタイルを確立している札幌も、劣悪ピッチで苦戦。ビルドアップでパスがずれるなど、攻撃面で効果的なプレーが少なかった。
わずか1週間で芝のコンディションが劇的に改善されるとは考えられないだけに、ネット上では試合前から町田の勝利を予想する声が。FWオ・セフンをターゲットとしたロングボールや、DF鈴木準弥のロングスローを武器としているだけに、「あの酷い芝だと町田が勝ちそう」「町田の縦ポンが活きるかな」「コンサドーレは怪我人も多いし、3連敗ありそう」といったコメントが見られる。
黒田剛監督率いる町田は、J1開幕節でガンバ大阪相手に1-1と引き分けたが、第2節の名古屋グランパス戦から連勝。特に第3節の鹿島アントラーズ戦では、前半からプレー強度の高さで相手を圧倒。過度な時間稼ぎが見られなかったことも、ファン・サポーターの間で話題になっていた。