ペア・マティアス・ヘグモ監督 写真:Getty Images

 浦和レッズは今月16日開催の明治安田J1リーグ第4節で、湘南ベルマーレと対戦する。その湘南戦の前日記者会見が実施されたが、ペア・マティアス・ヘグモ監督に対する一部メディアの質問が炎上。ネット上では、メディア批判や記者会見のオンライン配信を勧める声が湧き起こっている。

 同クラブ公式サイトでは、15日の会見における記者の質問とヘグモ監督のコメントが公開。対戦相手の印象、前節の北海道コンサドーレ札幌戦における起用法、DFアレクサンダー・ショルツやFWオラ・ソルバッケンなど一部選手のコンディションに関する質問があったという。

 ただ、ヘグモ監督に対しては、一部メディアから批判的と解釈可能な質問も。「マティアス監督は攻撃的なサッカーを目指していると思うが、ここまでの試合を見ていると攻撃的だとは言えない」という厳しい指摘にくわえて、「試合で良いところを見たいが?」といった声も。指揮官は「札幌の難しいピッチで、選手たちは自分たちのサッカー、練習している形でいくつもチャンスを作っている。ファン・サポーターの方々が勝利を求めるのはもちろんだと思いますが、日々の練習の中でも選手たちが成長している姿が見られている」と語るなど、選手を守っているという。

 一部メディアによる質問内容は、X(旧ツイッター)で話題に。「質問する価値なし」「批判的な意見多くてビックリ」「マチェイ・スコルジャ監督の終盤3試合とヘグモ監督の開幕3試合を比較してる時点でナンセンス」などと、メディアの資質を問う声が挙がっているほか、「浦和は記者会見をYouTubeでライブ配信すれば良い」などと、クラブへの対策方法を提示するファン・サポーターもいる。

 スコルジャ監督体制の昨季、AFCチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げたほか、J1で4位に食い込んだ浦和。前指揮官の残した功績が大きいだけに、第3節終了時点で1勝1分1敗という今季の成績に厳しい視線を送るメディアもあるようだ。