小林友希 写真:Getty Images

 かつてヴィッセル神戸でプレーしていたスコットランド1部セルティック所属DF小林友希は、ブレンダン・ロジャーズ監督のもとで構想外に。鹿島アントラーズ、MF田中亜土夢擁するフィンランド1部HJKヘルシンキ移籍破談が報じられているが、ハリー・キューウェル監督率いる横浜F・マリノスも小林の獲得に失敗していたという。

 昨年11月以降、古巣の神戸をはじめとするJリーグ複数クラブや、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)レアル・ソルトレイク、FCダラスからの関心が報じられていた小林。英メディア『フットボール・インサイダー』は今月4日、関係者から独占入手した情報として「小林はロジャーズ監督から自由に新しいクラブを見つけていいと言われている」と伝えていた。

 しかし英紙『デイリーレコード』は今月14日に「小林はセルティックで忘れ去られた男。皮肉なことに、小林は最近セルティックでほとんどプレーしておらず、ロジャーズ監督のもとでトップチームの構想から外れている」と綴った上で、「セルティックは鹿島からの小林獲得オファーを拒否」と報道。「鹿島は(3月27日に)日本の移籍市場が閉まるまで、次の手を打つかどうかまだ分からない」と、鹿島が小林の獲得を諦めない可能性もあわせて伝えている。

 するとセルティックの専門サイト『セルティック・クイックニュース』も、鹿島移籍破談の可能性を報道。同メディアは「小林にはヘルシンキ、FCダラス、ソルトレイクから関心を寄せられていたが、セルティックはこれらの動きを阻止した。同様に、キューウェル監督率いる横浜FMへの移籍も容認しなかった」と、横浜FMも同選手の獲得に動いていたことを伝えている。

 今季ここまでほぼ全試合でベンチ外と、一向に序列アップの兆しが見られない小林。セルティックと2028年6月まで契約を残しているだけに、期限付き移籍の可能性が取りざたされていたが、少なくとも2023/24シーズンいっぱいはセルティックで飼い殺しとなりそうだ。