仕事でも趣味でも「経験をいかす」と表現することがあります。
しかし、その「経験をいかす」の「いかす」はどのように漢字表記するのが正しいのでしょうか?

候補としては「生かす」と「活かす」があります。
ここでは、それら「いかす」の漢字表記について解説します。

目次
「生かす」と「活かす」の意味
 ・意味合いはほとんど同じ
 ・使う対象は異なる
「生かす」と「活かす」の使い分け
 ・経験を「いかす」はどっち?
 ・【注意】「活かす」は常用漢字ではない!
使い分けに迷ったら類義語に置き換えよう!
 ・「生かす」の類義語
 ・「活かす」の類義語
まとめ

「生かす」と「活かす」の意味

経験は「生かす」もの?「活かす」もの?どちらを使うべき?「いかす」の使い分けとは
(画像=『FUNDO』より引用)

まずは、「生かす」「活かす」それぞれの意味を見てみましょう。

意味合いはほとんど同じ

「いかす」の漢字表記となる「生かす」と「活かす」。
その意味合いは2つともほとんど同じとされています。

ただ、使う対象によって指すものが変わってくるため使い分けが可能です。

使う対象は異なる

「生かす」の対象は、生き物全般の生命に関する存在です。
生き返らせたり、長生きといった表現に対してなら「生かす」を使用します。

活かすの対象は、特性をあらわす物事全般となります。
能力や実力、実績や経験を活用する場合は「活かす」です。

しかし一方で、「生かす」も「特技を生かす」などと表記することができます。

そのため、「生かす」の対象の方が広いと言えます。
どちらを使うべきか迷った場合は「生かす」を使えば問題ありません。