男の隠れ家の神出鬼没な編集者・田村巴は年がら年中〝休肝日〟がない生粋のお酒好き。そんなほろ酔い編集が美味い酒を求めて今宵もぶらりと旅に出る──。
ふらりと訪れた旅の客にも心底優しいブルーパブ「青空エール」で最高に美味しいクラフトビールを1人でたらふく呑んできました。
ほろ酔い編集・田村巴のちょっと一杯やらないか? 第2杯
2024年2月号では田中ケンさん、翔さん親子と共に宮崎県でアウトドア取材をしました。久々の宮崎にテンション爆上がりの呑んだくれ編集・田村はお二人を宮崎空港まで送った後、一人で打ち上がるべく市内の繁華街へ出向いたのです。
通称・ニシタチと呼ばれる歓楽街から徒歩5分、訪れたのは平成29年(2017)に九州初の“ブルーパブ”として誕生した評判のブルワリー「青空エール」さん。
ブルーパブとは“醸造所が併設されたビアバー”のこと。アルコールが入っていれば何でもOKな田村ですが、中でもビールは格別に愛しています。
故に焼酎のメッカ九州に居ながらクラフトビールをいただきにやって来たのです。だってどうせ一人で呑むんだし、好きにさせてよね。
店内は8割ほど席が埋まった状態。え、まだ16時前ですよ? オーナーの前田康生さんに問えば「背徳の昼飲み、楽しいでしょう?」との素敵な返答が。はい! YES! その通り!
「宮崎県庁を定年退職し、セカンドライフとしてビール作りに挑戦しました。埼玉県の麦雑穀工房さんなどさまざまなブルワリーで話を聞き、栃木マイクロブルワリーさんで修業させてもらい、8年前にオープンしたんです」
その行動力には驚くばかり。店内を見渡すとタップから5m、カウンターのすぐ後ろで醸造するビールの年間製造は6000ℓ。
前田さんやご常連の皆様と乾杯し、おすすめのネイパ(650円)を一口。トロピカルフルーツの華やかな風味が、ロケ仕事に疲れた体を颯爽と駆け抜けていきます。
それもそのはず「ジャパンビアアウォード」の金賞を獲得した自慢の一杯。
隣り合わせたご常連によれば、青空エールではフルーツエールを始め、牡蠣などの変わり種ビールも積極的に醸造し、地域おこしの一翼も担っているとのこと。
見知らぬ一見客にも優しい皆様に囲まれ会話も弾み、ビールが止まらない最高の夜になりました。しっかり打ち上がりました!
ビール4種類から3つを選べる「テイスティング4」(1000円)を注文。左からブラウン、スタウト、IPA。定番銘柄を並べてこの顔である。すっかりただの酔っ払い。でも味は最高に美味い!
今月の相棒
国内外で評判のブルワリー「青空エール」で乾杯!
手作りにこだわり丁寧に醸造したクラフトビールが味わえる名店。宮崎食材のおつまみも豊富だ。
青空エール
宮崎県宮崎市橘通西2-7-7 2F
TEL:0985-86-9252
定休日:月曜
営業時間:HP参照
【著者プロフィール】
田村 巴(Tomo Tamura)
1979年北海道出身、フリー編集者。長年「男の隠れ家」に携わり現在は「男の隠れ家デジタル」編集長も務める。毎日の晩酌が人生をより良くすると信じて疑わない。
文/田村 巴 撮影/Nory.k
提供元・男の隠れ家デジタル
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