FC東京 写真:Getty Images

 2024明治安田J1リーグのFC東京は3月15日、ファン・サポーターによるスタジアム外での迷惑行為に関する注意喚起を行った。今回の声明は、調布市内にある案内板に「BACK TO THE KAWASAKI」という文字の入ったステッカーが貼られているという投稿がX(旧Twitter)で拡散され、問題視されていたことに対するものだと思われる。

 FC東京は公式サイトで以下のように発信し、厳正に対処していく姿勢を見せている。

 「調布市内の公共物(看板)に、弊クラブのファン・サポーターが作成したと思われるステッカーが貼られるという悪質な行為が、複数回発生したという報告がありました。クラブといたしましては、いかなる背景があろうともこうした行為は決して容認できません。

 本件に関して、調布市や調布警察署、そのほか関係各所と連携・協力し、再発防止への呼びかけを強化するとともに、発見した場合は当事者や実行者に対して厳正に対処いたします。なお、飛田給駅周辺には新たに防犯カメラが設置されており、警察の捜査が行われる際にはクラブとしても映像確認等で協力してまいります。

 FC東京では、調布市やスタジアム近隣のみなさまとのさらなる協議、連携により、地域と一体となった安全・安心な試合運営をこれまで以上に進めてまいります。みなさまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします」

 2023年7月12日に味の素スタジアムで行われた東京ヴェルディとの天皇杯3回戦では、FC東京のファン・サポーターが東京V関連の看板に生卵を投げつけるなどの行為が発生。警察に被害届が出される事態となっている。また、ゴール裏自由席スタンド内への火薬類等危険物の持ち込みと使用も確認され、当該サポーター4名は国内で行われる全ての試合への無期限入場禁止処分となり、クラブには罰金500万円とけん責処分が科されていた。

 今後、このような問題行動が少しでも減少することを願うばかりだ。