かつてヴィッセル神戸でプレーしていたスコットランド1部セルティック所属DF小林友希は、ブレンダン・ロジャーズ監督の構想外に。MF田中亜土夢擁するフィンランド1部HJKヘルシンキ移籍破談が報じられた後、鹿島アントラーズへの期限付き移籍も破談に終わる可能性があるという。
小林の去就を巡っては、英紙『サン』が昨年11月に神戸復帰の可能性やJリーグ複数クラブからの関心を伝えると、英紙『デイリーメール』は今年1月5日に横浜FM移籍の可能性を報道。英紙『デイリーレコード』が1月26日にMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)レアル・ソルトレイク、FCダラスからの関心を報じる中、先月にヘルシンキ移籍破談が明らかになっている。
ただ、英メディア『フットボール・インサイダー』は今月4日、関係者から独占入手した情報として「小林はロジャーズ監督から自由に新しいクラブを見つけていいと言われている」とリポート。一部では鹿島移籍の可能性も報じられていた。
しかし『デイリーレコード』は今月14日に「セルティックは鹿島からの小林獲得オファーを拒否」と報道。「鹿島は小林をシーズン終了後まで呼ぶことを望んでいた。しかしセルティックは彼の残留を望んでいる。皮肉なことに、小林は最近セルティックでほとんどプレーしておらず、ロジャーズ監督のもとでトップチームの構想から外れている」と綴っているが、「鹿島は(3月27日に)日本の移籍市場が閉まるまで、次の手を打つかどうかまだ分からない」と、鹿島が小林の獲得を諦めない可能性も伝えている。
元日本代表DF昌子源の町田ゼルビアへ完全移籍により放出した鹿島は、今年1月8日にクロアチア人DFヨシプ・チャルシッチの完全獲得でFK TSC(フドバルスキ・クルブTSC)と合意していたが、メディカルチェックの内科検査で問題が見つかったとして、双方合意のもと正式契約を結ばなかった。
またチャルシッチの移籍破談後には、2023シーズンまでブラジル1部アメリカ・ミネイロでプレーしていた元U20ブラジル代表DFイアゴ・マイダナを獲得する可能性が報じられたものの、同選手は今月はじめに中国1部・河南FCへ加入。依然として昌子にかわるセンターバック獲得に至っていない。