北中米W杯アジア2次予選・北朝鮮戦の日本代表メンバーに選出されたDF橋岡大樹が、新天地のルートン・タウンで早くも周囲からの信頼を勝ち取っている模様。今月13日開催のプレミアリーグ(イングランド1部)第17節ボーンマス戦で失点に絡んだとはいえ、ロブ・エドワーズ監督は同選手のパフォーマンスに納得している。
2021年1月に浦和レッズからベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)へ移籍した橋岡は、海外挑戦1年目から右サイドバックでレギュラーに定着。STVVで3年間プレーすると、FW浅野拓磨擁するVfLボーフムをはじめ複数クラブからの関心が取り沙汰される中、今年1月末にルートンへ完全移籍した。
ルートン加入後はしばらくベンチ外が続いたものの、先月27日開催のFAカップ5回戦(対マンチェスター・シティ)で新天地デビュー。今月2日のアストン・ビラ戦でプレミアリーグデビューを飾ると、13日のボーンマス戦では移籍後初先発。ただ、この試合では3失点に絡むなど、前半から低調なパフォーマンスを露呈。67分で途中交代となっていた。
それでもエドワーズ監督は、日本代表DFの獲得に満足している模様。ベルギーメディア『Voetbal』が14日に伝えたところによると、指揮官は「橋岡にとって、プレミアリーグ屈指の強豪2チーム相手に出場時間を稼げたことは良かった。(今月9日の)クリスタル・パレス戦では良いパフォーマンスを見せていたし、彼が5つのディフェンス・ポジションのうち4つでプレーできることも分かった」と、同選手のユーティリティ性を高く評価。
「フィジカル面でもメンタル面でも、我々の求めるものにフィットしている」と満足感を覗かせると、「彼はもっとやれる」と更なるレベルアップを期待している。
2023年10月の国際親善試合チュニジア戦以来、およそ6か月ぶりとなる日本代表復帰を果たした橋岡。プレミアリーグへの適応力を発揮しているだけに、代表定着にむけてのアピールも期待される。